- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4935228125883
感想・レビュー・書評
-
谷口ジローの漫画を、ガルバルスキ監督により実写映画化されたもの。
原作の漫画は読んだことはないまま鑑賞。
主人公はパリ在住の漫画家トマ48歳の男。妻と娘二人。
トマはふとした事から郷里である1960年代のフランスの田舎町にタイムスリップする。
14歳に戻ったトマ。
そこは父が失踪してしまう数日前だった。
父の失踪の理由、その失踪を少年に戻ったトマは止めることが出来るのか。
過去に戻れたとしても、決して運命は変える事の出来ないものなんじゃないかと思う。
過去の自分に、過去の何一つ変えるチカラがないからこそ、
「今」と「未来」を動かし変化させる事が出来、
そしてそこに大きな意味があるのではないか・・・
そんなことを感じさせてくれる作品。
久しぶりに「好きだな」と純粋に思える映画だった。
しかしトマの少年時代役の男の子・・・美少年すぎる。
初恋相手の女の子の小悪魔感も、もうサイコー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「孤独のグルメ」の谷口ジローのオリジナルのコミックをフランスの映画監督が実写映画として映画化したもの。コミックでは倉吉が舞台に鳴っているが、それはフランスの地方都市に翻案されている。コミックとはラストが変更されているらしい。日本映画の「異人たちとの夏」なんかに近い雰囲気の作品になっている。
-
14歳に戻った時は、町も雰囲気も空気も時間も悲しさが漂う感じだったけど、それがまた美しいと思った。過去は変えられないし、親父の気持ちも完全には理解できなかったかもだけど、最後は自分が愛されてるって実感できて良かったのではないだろうか。
けっこう良かった。 -
もしも14歳の時戻れたらと言う、お約束のパターン。
全体的に陰鬱で、切ない。過去を追体験しながら変えようとするが、結果は変わらない。しかし最後に吹っ切れたのは、実は愛されていたことがわかったからだろう。