字はうつくしいーわたしの好きな手書き文字 (たくさんのふしぎ2023年2月号)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910159230233

感想・レビュー・書評

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  • 。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.?。゚
    たくさんのふしぎ
      字はうつくしい
           2023年2月号
    ゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。!.゚+。。.。?・.♪

    ■感想
    図書館で入ったばかりの『たくさんの不思議』が置いてあったので、つい借りてきちゃいました。2月と3月号が置いてあったんですよね。新品で、多分1人目だと、勝手に解釈してます。

    この作品は、ちょっと、マニアックな感じ。
    今までの作品と違う、というより、不思議感はなしです。
    これは、きっと、好きな人は好きですね。

    いろんな字を見るのは面白いな〜と、感じました。
    字は、人それぞれ違いますもんね。世界に一つだけのものを自分も作り出しているじゃん、と、ふと思いました。

    ■学び
    カクカクの字を書く友達がいて、こんな字だったな〜と、懐かしく思いました。
    昔はいろいろな字の書き方していましたが、最近はそんなこと考えもしませんでした。
    また、いろいろな字を書いていこうと、ちょっとだけ思えたことが、学びだったかな。

  • みなさんのレビューから読みたくて。年々雑になってる自分の字を棚に上げ新聞記者B氏の字を「読めない」と思ったり、手書き文字大流行年表を懐かしく眺めたり。飯間さんの文字の歴史やデープ・スペクター、稲川淳二氏らの文字に感銘。

    • 111108さん
      傍らに珈琲を。さん、コメントありがとうございます!

      著者の井原奈津子さん『美しい日本のくせ字』という2017年発行の著書もあるようです。先...
      傍らに珈琲を。さん、コメントありがとうございます!

      著者の井原奈津子さん『美しい日本のくせ字』という2017年発行の著書もあるようです。先日ブク友さんのレビューも見かけました。内容かぶってるかも。
      『たくさんのふしぎ』は面白い切り口たくさんあるので、もし図書館行くなら他のも見てみてくださいませ♪
      2023/09/18
    • 傍らに珈琲を。さん
      情報有難う御座います!
      『美しい日本のくせ字』、『たくさんのふしぎ2023年2月号』、どちらも丸善のアプリ(honto)で確認取れました~
      ...
      情報有難う御座います!
      『美しい日本のくせ字』、『たくさんのふしぎ2023年2月号』、どちらも丸善のアプリ(honto)で確認取れました~
      月刊誌の方、取り寄せ出来るか聞いてみようかな。

      『たくさんのふしぎ』は今後、本屋に行った際は要チェック本に追加しまーす!
      2023/09/18
    • 111108さん
      さすが、素早い行動力!
      レビュー楽しみにしてます♪
      さすが、素早い行動力!
      レビュー楽しみにしてます♪
      2023/09/18
  • 此れは素敵過ぎ

    字はうつくしい|福音館書店
    https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=7043

  • 文字を書く、それ自体が少なくなっているこの頃、とても新鮮な気持ちがした。ずっと、もっとキレイな字を書けるようになりたい…と思いつつも、何の努力もしていない。そんな自分にとって、ちょっと手書きを見直したい気持ちになった。

  • まず折り込みの一覧表に驚く。今号は間違いなく傑作。手書き文字の世界を存分に楽しむ事ができる素晴らしい本です。収録された年代が幅広く歴史書として楽しめるのも良いですね。たくさんのふしぎファンはもちろん、文字が好きな人、本が好きな人はぜひ。

  • 有名無名の人による手書きの字のサンプルがたくさん集められている労作。
    有名な人としては、長く書のお手本とされている唐の四大家、独特の整った書体を持つ稲川淳二や飯間浩明、第二言語としてかなや漢字を覚えたデーブ・スペクター、そして小学校のかきかたの教科書の「手本」や「教科書体」を手がけたレジェンドたちがとりあげられている。
    無名の方では、昭和から平成にかけての丸文字やヘタウマ、ギャル字といった字のトレンドの変遷などが興味深い(漫画作品は書かれた年代が特定でき、けっこう作者の普段着の手書き文字が入っているので、それをもっと集めて分析するのもおもしろそう)。

    昔の書家や現代の活字デザイナーら達人による完成された美しい字から習いたての拙い字まで、だれが書いたどんな字でも愛でるポイントがあるし(著者のそれは非常にこまかくてマニアックだけど)、急いで書いた一見読めない字だってそのくずしかたには個性と理由があると教えてくれる。そもそも「字」というものが何千年もにわたって、筆記具は変遷しそれぞれの時代や社会をうつしつつ、その基本的な骨格を変えることなく手渡されてきているのがすごいと気づかせてくれる。

    巻末のポスター「飛鳥から令和ひとっ飛び 日本の手書き文字1500年」も題の通り伝・聖徳太子から西加奈子まで55の字が一覧できて、楽しくて見飽きない。

    たくさんのふしぎシリーズでは、教科書体以外にもさまざまなフォントがあるよと教えてくれる祖父江慎「もじのカタチ」(2010年8月号)もおすすめ。
    手書きの文字といえば、安野光雅・大岡信・谷川俊太郎・松居直「にほんご」にも触れられている部分がある。

    思えば中高から大学の頃の友人の字はだいたい思い出せる。字を見ただけでだれが書いたかわかる。当時はなんでも手書きだったし、けっこう文通みたいなこともやっていたし…大学院以降はレジュメなどもどんどん活字になり、手書きをみる機会は今たしかにどんどん減ってきていて、日本語学習者も活字はいいけど手書きがなかなか読めるようにならない危機的な状況だけれど、いまや書き初めの手本もコンピュータの中にある活字で作る時代、実は日本語が母語の子どもも同じような心配はあるのかもしれないと思った。

  • 4910159231223

    月刊 たくさんのふしぎ 通巻455号
    字はうつくしい わたしの好きな手書き文字

    2023年2月1日 
    発行所:福音館書店
    定価770円
    雑誌:15923-02. 4910159230233.

    文:井原奈津子(いはら なつこ)

    携帯のラインで会話の半分はスタンプというご時世に手書き文字 
    文字は人を映すような気もします。
    ギャル文字(ギャルってのも死語?広辞苑にまだあるのかな?)などの
    ある年齢特有の、自分たちだけの文化の一端としての流行はあるんでしょうね。
    文字だけに限らず、言葉(会話の言葉尻など)にもそれがあった時代がありましたから。

    新聞記者、レコーダーでも速記でもなく走り書きなんですね。いつの時代の物かは分からないけど。
    中国の書体の変化は興味深い。道具の変化もあったんでしょうか。
    稲川淳二さんはデザイナーさんだけあって、個性の出方もユニーク。

    パソコンに自分の好きなフォントを入れて使える時代。当然好みが出ます。
    たいてい文字は自分のために書くだけではないから、相手や場面や用途に合わせる必要が出てくるでしょうね。そこまで含んで、文字なのだろうけっれど、タイトルに「美しい」とあるから主観的にデザインが好きで、コレクションしてるってことなんだろうな。

    親子でも文字が似るんでしょうか?兄弟はどうでしょう?何歳ごろの文字が生涯定着するもんなんでしょうか?

    生涯で一番最後に書く文字はなんだろうなぁ…。

    書いたことはないけど、アラビア文字とか、タイ文字とかを習ったとして、それらも今の個性と同じ雰囲気のものになるのかしら? ふしぎだな。


    (記号としての文字のデザイン)は、エディトリアルデザインにかかわった人たちはその程度にこそ差が有れど、が気になるのはわかる。けど、なんとなく妙なノリを強要されるような感じがするのはなぜだろう?

  • おもしろかった!!小さい頃習字を習っていたわたし。いろんなフォント好きなんです。著者の方はまさに文字オタク?読んでいて教科書体へ偏愛さとか、いろんな文字への熱い想いが伝わってきて、私も筆で書いてみたいなぁとか、昔の手紙引っ張り出してこようかなとか、とにかく楽しかった。こんな形でいろんなことで日々の日常に楽しみは転がっているんだなぁ。

  • いろんな人の手書きの字・字・字。手書き文字愛好家の著者は、小学生のころから40年以上もの間、心にふれた手書き文字を集めてきたらしい。
    いろんな人の手書きの文字、流行りの文字、歴史や教科書体についてなど、字についてのあれこれがとてもおもしろい。字はその人自身を表す。字で自分を表せたらおもしろいね。手書きが減ったこんな時代だからこそ手書きの文字のおもしろさが光るね。

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