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感想・レビュー・書評
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料理漫画の古典である。主人公の味吉陽一は大衆食堂・日之出食堂で料理を出す。値段と味が比例しないことを実践している。「高けりゃ良いってものじゃないぜ」との台詞もある(寺沢大介『ミスター味っ子II 1』講談社、2004年)
同じ材料を使っても料理人の腕次第で出来上がりの質は変わる。「高いから美味い」という論理自体が成り立たないことは言うまでもない。「安い=質が低い」とは限らない。無駄に金を使って金を回すことが経済発展という昭和の発想を否定する。値段が高いものが良いものではなく、消費者に価値を提供できるかが問題である。
コストパフォーマンス(コスパ)は重要な指標である。低価格路線を打ち出して知名度を上げ、多くの消費者に利用されるチェーン店がある。これは他の飲食店にも応用できる成功体験である。外食産業の多くはこの手の手法で成功し、業界最大手となった企業も少なくない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元祖料理バトル漫画といえばミスター味っ子じゃないかと勝手に思ってるところがあって、Yahoo!コミックでお試し読みしていたので手に取ったが、やっぱりこれが元祖かなー。と。一介の子供が大の大人相手にってのもなんかなー。と、思ったり味の天皇様で味皇と名乗るのもなんかなー。とは思うが。「だが料理の工夫にもうこれでいいという事はない。さらなる努力と工夫がもっと素晴らしい料理を作るのだ!!」っていうぐらいにかっこつけて様にはなってるかと。余談だが、味っ子をこじらせると美味しんぼになるんじゃないかと。
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