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- / ISBN・EAN: 4988111244734
感想・レビュー・書評
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くるしい。
けれど、あの部屋の中のくるしさすべてが2人のすべてなのだとおもう。
こんなに心の襞と襞のあいだをつつかれるなんて。細い針で、細かく、長く、ひそやかにつつかれるから、心がひどく疲れる。美しすぎて疲れる。すごい監督。 -
言わなくていいことはあんまり言わない映画だ。
あのテンポでほぼ全編室内の二人の演技だけであれだけの物語を伝える力はすごいと思った。他人事と思えないし。
それでもあれを至高の愛と呼びたくは無い。 -
字幕: 丸山垂穂
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冒頭からいきなり非常につらくてね、先のことを考えるだけでもうつらくて脱落しそうになっていたんですけれど、途中も十分つらいんですけれども、それでも観て良かったと思いましたね。
二人に愛があるからとてもつらく、幸せで、壮絶で、どうしようもない -
衝撃!病気を患った妻を甲斐甲斐しく看護する夫。優しく愛に溢れた夫の姿...。その甲斐も無く妻の病状は悪化...。そして...。衝撃に涙溢れました。ミヒャエル・ハネケ監督恐るべし。
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無口な映画である。また緊迫感も計りない。ただ、尊厳というと西洋ではなぜいつもあのラストなのだろうか、と思う。
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ただひたすら、病により肢体が不自由となり、意識が混濁していく老夫婦の妻と、それを支える夫を描いていく。愛とは自らの記憶の中にあるのかなぁ、と思いました。しかし、この映画がパルムドールとは、あらゆるテーマや手法が飽和した、あるいは、定型的な「芸術」の概念に縛られたヨーロッパ映画の行き詰まりが見えるなぁ、とも。