宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 最近宇宙の本を良く読むからか、Amazonからレコメンドが宇宙関連ばかりになってしまった。本書はその1冊。
    読み始めてから気付いたが、発刊が2011年でヒッグス粒子が未発見だったりと、情報が少し古かったが、内容は面白かった。似たような宇宙の本を読み漁っているが、人間原理については本書が1番しっくりくる説明だった。

  • 地動説に始まって、暗黒物質、暗黒エネルギー、最新の超ひも理論、多元宇宙論までを駆け抜けるけっこう無茶な一冊。前半は知っている話も多く、宇宙論の変遷をおさらいできて面白かった。一方、最新の宇宙論にふれる後半はがぜん禅問答みたいになってきて、なんだかよくわからない。説明放棄していない?と思いつつ読む。

    最新宇宙論も理解できないが、ぼくがそれ以前に不思議に思うのは、これを理解している人がいるという事実だ。理解している人と理解できない人の違いはなんなのだろう? 超ひも理論によると宇宙は10次元だそうだが、9次元でもなく、11次元でもない理屈があるのだろうと思う。ホーキング博士はなぜブラックホールが蒸発すると知っているのだろう? 宇宙の真理をのぞく前に、彼らの脳みそをのぞいてみたい。

  • 読んだというよりは、オーディブルで聞いたというのが正しかったりする。
    使い慣れていないこともあって、かなり時間がかかってしまった。音声の再生スピードをデフォルトのままにしていると、6時間くらいかかるので、それも無理はないのかなと思う。内容は興味深く、以前読んだ物理学の本の内容を簡潔に解説しているような印象で、『暗黒物質』『暗黒エネルギー』の差異も解りやすい。筆者のひととなりを感じさせる一冊でもあった。

  • 宇宙に対する見方がどんどんと塗り替えられていっていることを実感。興味深く読んだ。

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著者プロフィール

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)教授、カリフォルニア大学バークレー校Mac Adams冠教授。
1964年東京都生まれ。1991年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学助手などを経て、2007年から2018年10月までKavli IPMUの初代機構長を務めた。専門は素粒子論・宇宙論。『宇宙は何でできているのか』(幻冬舎新書)はじめ著作多数。メディアを通して研究成果を伝えることにも力を入れる。難解な素粒子論・宇宙論をわかりやすい言葉で語る。

「2020年 『そうたいせいりろん for babies』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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