刻刻(6) (モーニングコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 特別なものを先祖から受け継いでいながら、その価値を見い出さず、あくまでの現代人として、相応に生きている佑河家。

    密室ミステリ要素と、民間信仰の行く末の現実的な風味が足されて、独特な世界観になっている。明確な「悪」と、明確な「正義」の対峙よりも、そこにいる人間のみで如何に物語が構築できるか、と言う実験の様にも見える。過剰な演出も無く、ヒーローやヒロインがいる様でいない中で、恐らく血筋としての「特殊能力」を一番に受け継いでる天然物は真くんなんじゃないだろうかと思うが、そこを膨らませる事もせずに「止界」の中にいる「動ける人間」で何とかしようとする動き方が非常に興味深い。

  • コミックDAYSで。

  • やはり貴文が一番冷静でまともじゃないか。
    クズだけど。
    頭もよく回るし。
    まあ確かにこの性格の悪さと頭の良さだとリストラされるのもわからなくもない。
    平気で敵を作っちゃうタイプか。
    佑河より貴文のほうが止界術を使いこなせるような気がするわ。

  • 「理念とかアホか。なんかキレイな言い方してんじゃねーよ。我欲だろが」ひどく本質を捉えた発言。なんかかっこいいこと言ったところでネ。貴文のロクでなしさ加減に磨きがかかってきたな。

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著者プロフィール

広島県生まれ。高橋のぼる氏と能條純一氏に師事。連載デビュー作『刻刻』で一躍注目を集め、同作はマンガ大賞2011にノミネート。最新作『ゴールデンゴールド』が、このマンガがすごい2017〈オトコ編〉 第5位に入り、マンガ大賞2018にノミネートされる。

「2021年 『ゴールデンゴールド(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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