うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書) [Kindle]
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013年4月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (242ページ)
感想・レビュー・書評
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仕事にもプライベートにも、人間関係全般にあてはまる指標を集めたような一冊だった。
著者はアメリカ人とのことで、日本の独特な「美徳」や「こうあるべき」という風習にはそぐわなそうな箇所も多少あったけれど、(特に、ポジティブな意思にはポジティブな反応が連鎖する、という類いはアメリカっぽい気質が多く含まれている気がしていて、日本人だとポジティブなほど天邪鬼のように批判的な反応が返ってくる事がよくあるように感じる…)
基本的には「自分を好きでいるための意識付け」の指標なんだと思った。
沢山挙げられていた指標に対して各々、具体的に日頃どう行動していくか、という点は詳しく教えていないので、読者は自身なりに解釈して書き起こすなりする必要がありそう。
「私は現時点でのベストを尽くしている。将来、今より向上すれば、今度はその時点でのベストを尽くせばいい」
「どの程度の完璧さがその仕事に必要になるかを事前に見極めることだ。どの程度の完璧さが必要かがわかれば、その仕事にあった心構えで取りかかれる」
「あなたは食事をするたびに多くの人に仕事を提供している。農作業に従事する人たち、農産物を加工する人たち、食品を小売店まで運搬する人たち、小売店で食品の販売を担当する人たち。このようにあなたは食事をするだけでも多くの人の生活に貢献しているのである。その他の日々の活動も、すべて他の人たちの生活に価値を創造している。さらに、あなたが他の人たちの仕事の恩恵を受けているのと同じように、他の人たちもあなたの仕事の恩恵を受けているのだ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自尊心を高める方法が100個紹介してある。1個1個はそこまで長くないのでサラサラと読める。「自分は自分、他人は他人」ということが重要であると学ぶことができた。また、嫌なことを言う人への対処法や苦手な人との関わり方なども書いてあるので、そのようなことで悩んでいる人にもオススメできる内容である。
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「人生の質を高めるのは自尊心を高く持つこと」「他人と比較しないこと」
要約するとそんな感じだと思います。実践するためには何度も読み、行動に移して行くこと。
自分も自己肯定感低い人なので少しでも自尊心を高めて行くためには計画的に、そして本書の気になる部分を実行することだと思います。
個人的には「感謝を伝えること」、物事にはどんな側面もあり、幸せを感じ取れる部分はある。だからこそその恩恵をもたらしてくれた方への感謝はしようと思う。 -
1999年に初版が出た歴史的名著。色褪せない。
心が悩んだ時に、この本と松下幸之助の「道を生きる」の2冊セットをひたすら読んだら、何かヒントが得られそうだ笑。図書館で借りた本だが購入・常備を検討!
自尊心を高めることに最大の価値を置く内容。他人からの評価や他人との比較等は、根拠レスであり、取るに足らない!と明快に断言。
・たくさん失敗してたくさん学ぶ。自分には失敗する自由がある。
・「もし~すれば、~なんだけだなあ~」:このような願望は今の自分でいいのだという考え方を否定するもの。あるがままの自分を受け入れることでいいのだ。
・他人の思い通りにはならない。自分のしたいことをするのが一番大切。
・あなたに対する他人の評価は、その大部分が不正確。他人からのマイナスの評価は、相当に割り引いて考えてOK。
・自分の考えをすべて受け入れる。あなたが考えていることはすべて正当。だがそれらの考えをすべて行動に移して良い訳では無い。
・私たちは人生と自分についての信念のほとんどを、幼少期の条件づけによって身につける。ただしこれは変えることはできる。どんな困難な状況でも
ポジティブな側面を見つけよう。
・人生は思い通りになるとは限らない。どうにもならない事に怒っても仕方が無い。 -
いくつかできれば最高
この書の通りにできる人間は多分この世に存在しない、「うまくいく人の理想」であればと思う。「完璧で矛盾がない人間」というよりむしろ何も考えない動物かモノだと言う存在しか浮かばない。この世には「完璧な人間」は存在しないし、それぞれの「人間味」ある存在が社会であると思う。最初からこれは「良い」あれは「悪い」と言うことではなく、また「自尊心」に「個性を活かす」があってもおかしくはない。 -
完璧を求めない。
自分の価値を信じる。
あなたが今までに下してきた、人生を豊かにする賢明な数多くの決断に比べれば、まちがった決断の数は、ほんのわずかでしかない。
自信もって行動できるようになりたいなぁ。
当たり前のようなことばかりで、一見矛盾してるような記述もあったから少しマイナス。
まあでも成功者の考え方まとめたらこうなるか。 -
自己肯定感を高める心の持ち方が、見開き2ページで1メッセージずつ書かれていて読みやすい。
2. 長所に意識を集中すれば、それはもっと伸びる
3. 自分の責任ではないことを引き受ける義務はない
6. 全ての失敗は、学ぶための絶好の機会である。そう考えることが懸命な態度だ。
8. 幸せは、自発的に生み出される心の状態
12. 私達は自尊心の度合いに応じて、自分に相応しい状況に自分を引き込んでいる。自分には幸せになる資格があると信じる。
50. 自分の望む人生を歩む
52. 感謝の言葉や褒め言葉はすぐ口にする
94. 居心地悪く感じるなら、自分らしく振る舞っていない -
平易な文章であるが、一つ一つの言葉に深さを感じさせるものが多かった。如何に「じぶん」を大切にするのか、また大切にして良いのかを伝えてくれる1冊。
気になるフレーズをマークしつつ読んだが、その中でも印象的だったのは次の日3つ。
・業績や地位は、その人が自分より価値のある人間だという根拠にはならない。
・幸せとは自尊心同様、個人の責任。他人があなたを幸せにしてくれることもあるだろうが、最終的にはあなた自身の心の持ちようしだいだ。
・心をプログラムし直せば、人生の多くの面を改善できる。
自分の考え方が幼少期に形成されたものであり、変形可能なものであることに気づくのが大切だと思う。
悩みに直面している方に、一度立ち止まって目を通して貰いたいと思う。 -
記録
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★うまくいっている人100箇条集
アクションプラン付きだったら満点だったのに残念…
・毎日30分自分のための時間を確保
・自分で考え自分で決める
・褒められたら素直に喜ぶ
・他人は変えられない
→ヒントを与えられたらラッキー程度に助言
・どんな出来事も前向きに受け止める
・他人を批判しない