未来予測 ―ITの次に見える未来、価値観の激変と直感への回帰 (TheWave出版) [Kindle]

著者 :
  • SpikyWave株式会社
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感想・レビュー・書評

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  • 未来予測は難しい。でも、あえて難しい未来予測を書いた本。どれくらいの未来になるかわからないが、数年後に読み返し内容を検証することができる本である。

  • ITブログサイトTechWaveの代表であり元編集長。なぜ編集長を降りたのかもあとがきで語られている。
    ITジャーナリストの本とは思えないような中身はスピリチュアルも混ぜているので賛否両論あるかもしれないが、僕は面白かった。
    特に最終の9章
    ===
    第9章 人類は滅びる運命?
     さらばパワーゲーム
     「貨幣」から「智恵」そして「愛」へ
     「正論」をぶつけあうだけの関係は破滅する
     人と瞬時に仲良くなれる方法
     心とFacebookで、ダンバー数を超えられる?
     まずは文明は絶滅するという前提で考える
    ===
    目次だけ見てもやはりITな内容ではないが、湯川氏が予想する(求める)パワーゲームの無い世界。全ての人類が湯川氏のパワーゲームのない状態であれば戦争も起きずユートピアになるのだろう。
    そんな浅はかな理想論を語ったって…って事は言わないでおく。

    この本は出版社を通さず独自出版でKindleオンリーで発売している。こういう尖っている本が読めるのは電子書籍の良い所。ただ、出版社通していないのならもう少し安くして欲しかった。

  • これからは自治体間の人材の争奪戦が起こるだろう。
    自治体が求めるのは、課題をクリエイティブな方法で解決できる人材。
    という部分と
    時代の最先端は「温故知新」なのだと思う。
    という部分が今の自分に響いた。
    これからの未来について考えたくてこの本を手にとったが、
    あらためて、自分自身について考えるきっかけになった。

  • インターネットの世界ではGoogle,facebookのような業界の覇者はもう出現しないと断言するも、スマートフォンの普及によるインターネットユーザの更なる増加に伴い既存のビジネスが大きく影響を受けると予測し、それは製造が容易になったことで参入障壁の低くなったハードウェアがカギを握ると説く。

    コミュニティ、コミュニケーション、評価経済など人の繋がりの重要性を説くところはもはやTwitterの流行以降の未来予測での定番ですが、facebookなどのコミュニケーションツールはダンバー数で定義される人間関係の限界を拡張するとの説には思わず納得。

    Googleが量子コンピュータを駆使してAIを研究する「量子AI研究所(Quantum Artificial Inteligence Lab)を立ち上げたとのことや、「奇跡の脳(ジルボルトテイラー)」を引用しての右脳がもっと活用されるようになるとの言説は「2045年問題コンピュータが人類を超える日(松田卓也)」と同様にAI(人工知能)への方向性を示唆しているようです。

  • TechWaveというIT系ブログで活躍していた湯川氏のIT分野の未来予測。この本は出版社を通さず、電子本だけで出版しているのは著者らしい。「もし出版社を通していれば、この本は大幅に書きなおさせられたことだろう」という言葉をどう取るべきだろうか。

    スピリチュアルの部分はどうもいただけない。

    また、Next Big Thingはもうないというのも、これまでの歴史上はいつも覆されてきたことだ。ただ、おそらくはここで書かれているように価値観は変わっていく(少なくとも多様化する)のだろう。

    著者の交友関係や実際に脱サラをすると金銭的にはリスクも含めて苦労するんだろうなというところが編集なしで伝わってくるのはいいところだろうか。

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