産科が危ない 医療崩壊の現場から (角川oneテーマ21) [Kindle]
- KADOKAWA (2013年7月10日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (133ページ)
感想・レビュー・書評
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読め、日本国民老いも若きもみんな読め。中学高校の読書感想コンクールの課題図書にしろ。政治家に「産科が危ない」は読みましたか?とアンケート調査して、読んでない奴は落選運動の対象としてまえ。
2007年から2011年まで日本産科婦人科学会理事長を勤めた吉村教授の、このままでは日本の安全な周産期医療が崩壊しかねないという危機感がひしひしと感じられます。
三児の父としていたく共感というか、ホント産科の先生には頭が下がりますは。365日いつでも呼び出し、リスク高くて、正直よくやってるなぁ、と。
なんにしろ日本全国の産婦人科医の皆様ご苦労様ですm( _ _ )m詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
産科医療崩壊の現状についてのここ最近の動き(2004年から2013年)が分かる良本。周産期医療崩壊を引き起こした4つの出来事、死亡率が世界トップレベルで少ない高度な医療が一般に当たり前のことのように認識されることにより、逆に過酷な労働環境を招いていること、病院の数が国際的に比較して多く医師が分散されていることで1人当たりの負担が大きいこと、女性の社会進出を背景とした高齢妊娠・出産によるハイリスク分娩などの解説が非常に分かりやすい。また、生殖補助医療の倫理問題についても解説。
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