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- / ISBN・EAN: 4988104080004
感想・レビュー・書評
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評判悪いなーと思いつつNetflixで視聴。出てくる人物見事にクソしかいない苦笑。ワルガキって表現がぴったりなクソ野郎たちのバスの通学の1時間を描いたドラマ。低予算すぎる。
なんだろ、クソの中にももちろん葛藤はあって、そもそも高校時代ってみんなクソ野郎だよなー、とか。イライジャの最期がここでくるかと思ったら切なくて悲しかった。テレサとマイケルが最期肩組んでバスを降りるのがよかった。キャストみんな実名なのね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初バスの中うっさくておもしろかった
だんだん静かになっておもしろかった -
まだまだ未熟そのものである高校生達の(くだらない)リアルトークと悪巧み。
夏休みに入る最後の登校日の帰宅中。みんな他愛無い
会話や悪いジョーダン仕掛けながらバスに乗車している
。この場面がほぼ作品全体の90%位占めている。
そこには高校生の抱える悩みや苛立、プライドが
切々とカオス的に描かれている。
NYブロンクスの不良高校生らの日常は私にとって
新鮮なリアルさと痛々しさを感じさせる。
友達とのよじれた心と心が寄り添い合おうとするが、
簡単に壊される。
スクラップ→ビルド→スクラップ→ビルド
友達や好きな異性と関わり合う距離が思う様に掴めない
もどかしさや寂しさ、苛立がかいま見れる。
また、思春期における各々の家庭環境もちらりと
みせてくれて、まぁ多感な時期だからこそ鮮明に映るものもあるよね。
しかし日本では考えられない位お行儀悪いのねf^^;
赤ちゃんにタバコはないわ〜。
全体的にリアリティ番組風。 -
なんかね、最初は退屈だったんだけど、物語が進むにつれてテーマが収束していくのがグッときた。
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カメラが近い。臨場感がすごい。夏休み前に浮き足立ったヤンチャな学生をギュウギュウに詰め込んで爆発しそうなバス。
ほぼバス車内のみの息苦しさすら覚える映像。一人一人、バス停で誰かが降りる度に変わってゆく人間模様がおもしろかった。
学生時代、帰りの電車、普段とくに話したことなかったコに、普段つるんでる仲間にもわざわざ話さないような事を話したことがある。それをめちゃくちゃ思い出した。あの窮屈からの解放がそうさせるんだろうかな。集団でいるって事はそれだけで窮屈なのかもしれない。 -
ミシェルゴンドリーにしては珍しい作品だと思った。
バスの窓に映る記憶とか、イライジャの伏線などはさすがだなーと思ったけど、悪ガキの度合いが日本と違いすぎて、前半20分くらいはずっとイライラする映画だった。。
終わった先に、少し素直になり始めた彼は、また悪い衆に誘われて、元に戻りそうであまり希望の見えない感じがした。
集団心理的な構図は好きだけど、学生一人一人にサイドストーリーがあるから、そこも描くには、人が多すぎたかも。 -
いままでとは違うミシェル・ゴンドリー
スマートフォンとかYouTubeとかSNSとか
いまが切り取られていて 5年後とか観たらどう感じるのだろう -
舞台はほとんどバスの中、という密室劇。しかし飽きることなく観れて、なかなか面白かった。タッチは全然ちがうが『ある戦慄』を思い出した。バスの密室のなかで、乗客である少年少女の学生たちの内面が少しずつ押し出され、本音がこぼれていく。小さな学校を見ているかのような。誰にでも<仲間の顔>と<個人の顔>があるわけで、小さな集団で生きる彼らの生きにくさが描かれていた。
ただし爽快さ、疾走感、リアルさが少しずつ欠けているため、どこかぎこちない。ドキュメンタリー調に徹したいのか、爽やかな青春映画にしたいのか、見えてこない。だからどうしても一番に伝えたいことが、浮き出てこないのが残念。