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- / ISBN・EAN: 4907953051829
感想・レビュー・書評
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「ミッドナイト・アート・シアター」にて。主婦として家事と育児だけをしていたオバさんが、成り行きで夫の会社の経営者となり、さらには国会議員となっていく。女性の社会進出をユーモラスに描いた映画です。
保守的な価値観から劇的に脱した彼女の行動は男の既得権益を収奪しようというフェミニスト的な振る舞いにも見えますが、この映画は単に、今まで育児と家事しかしてこなかった女性が、新しい人生を謳歌してウキウキしている姿を描きたかったのだけなのかもしれません。夫や国会議員(名優ジェラール・ドパルデューとの共演は「終電車」以来か?)ら、自分勝手でセコい男たちに軽やかにしっぺ返しを食らわしていくカトリーヌ・ドヌーヴの姿を見るにつけ、愉快な気分になる映画です。
ちなみに、パケ写にもあるカトリーヌ・ドヌーヴの赤ジャージが「Glee」のスー先生そっくり。元ネタ?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何の予備知識もなく観始めて、冒頭、えんじ色のジャージで森をジョギングする夫人の映像に奇妙な印象を受けた。いったい何が始まるのだろう?と興味がわいた。1977年
のフランス。雨傘工場のストライキ、工場主夫人と市長の
恋の想い出や夫人の大活躍。その夫人が、かのカトリーヌ
・ドヌーブなのだ。美しさ健在!かつコケティッシュでありながらエレガント。そこがフランス女性。さすが!
展開は単純明快の気軽なコメディそのものなのだけど、けっこう深みがある。女性に特におすすめ。
フランス女性には大いに学びたい。 -
カトリーヌ・ドヌーヴ主演。
フランス映画は久しぶり。
第二外国語はフランス語だった。
なんかあの響きに憧れて。
雨傘工場の社長夫人が夫が病に倒れたのを機に会社を経営、立て直してから生き生きとして社会に出て行く話。
家庭や貞操の美しさよりも人が生き生きしていることでみせる美しさ。
押し付けがましいテーマがなくていい。
人生は素晴らしい。