【一万円選書】タイトルから自己啓発本のようなものを想像していたが、戦争、災害、独裁政治、冤罪など大きな社会のうねりに巻き込まれて生きた人たちの生き様。状況を憂い悲歎にくれるのでなく、つらくても、やるせなくても、ひとまず前を見て生きていく姿が印象的。松本サリン冤罪の方のエピソードは、とても人格者すぎて、私はどうしたってこうはなれないと思ったが、周りの方々も見ていて、ほんとに普段から行いの正しい方だったんだなと思う。著者のバックグラウンドから韓国、朝鮮の話題も多く、責任や未来について思いを馳せた。。