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感想・レビュー・書評
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映画版がとにかくよかったので、是非原作も…と思い読んでみた。ストーリーがわかっているとはいえ、あまりの面白さに一気読み。スピード感、緻密な構成…よく3巻にまとめたなと思う。欲を言えば…もう少しふくらませて欲しかったエピソードもいくつかあり、そこを掘り下げて5巻位で読みたかったなという気も。
不条理な世の中への挑発。動画投稿サイトに上げた犯行予告を次々に完遂していくダークヒーロー集団、シンブンシ。彼らを駆り立てるその理由が少しずつ明らかになるたび、胸が苦しくなる。特に、主人公の「ゲイツ」こと奥田。頭脳明晰で冷静沈着でありながら、垣間見える不器用さや人間臭さ。彼がレールを踏み外すきっかけとなった、派遣先のブラック企業のシーンが本当に辛くて…。その後、仲間と出会うきっかけとなる日雇い労働の現場のシーンは、更にやるせないものだった。そんな過去があるから、シンブンシ達の一連の制裁に共感してしまう。彼らに踊らされることが不快ではないのだ。だから、彼らの真意が何なのかはともかく、己を犠牲にしてでもその逃走を助けようとする人間も出てくるのだろう。
つくづく、映画の配役は見事だったと思う。映画はオリジナルの解釈を加えてはいるものの原作のキモのようなものはぶれることなく、マンガと映画、両方に触れることで作品の魅力がより伝わってきた気がした。善と悪の線引きが、物事の捉え方によっては複雑で曖昧になる一方だなと感じられる今だからこそ、心に響くこと間違いなし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インターネットを利用し、犯行予告の動画をUPする
でも、狙う相手はネット炎上をやらかした小物
果たして彼らの目的は…?
最後まで目的が分からない展開なのがよかった
あれでよかったのかと言えばそうでもないんだけど、完遂できたのはよかった -
先に映画を観て。
とても遣る瀬無い内容。
読み応えはかなりあって、三巻を一気に読み終えました。 -
三巻完結。殺人予告を行う犯人の意図は何か。クレイジーな犯罪ホラーかと思ったら、すごくいい話しの展開に。サイバー犯罪やネットによる世論などの今を切り出したような作品。映画になるけど、CMが難しいだろうな。
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ネットを使った犯罪を扱った作品。テンポよく進んでいって面白かった。