マネーの公理 [Kindle]

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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (225ページ)

感想・レビュー・書評

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  • ・強欲について あらかじめどれだけの利益がほしいのかを決めておけ。そして、それを手に入れたら投機から手を引くのだ。常に早すぎるほど早く利食え。

    ・希望について 船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。小さな損失は人生の現実として甘んじて受けよ。大きな利益を待つ間には、何度かそういう経験をすると考えろ。

    ・機動力について 根を下ろしてはいけない。それは動きを遅らせる。忠誠心やノスタルジーといった感情のせいで下落相場につかまってはいけない。より魅力的なものが見えたら、ただちに投資を中断しなければならない。早く利益を獲得するには、どちらの投機が有利かということのみによって決断する。

    ・楽観と悲観について 楽観のみで行動してはならない。

    ・コンセンサスについて 大多数の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている。何も考えずに大多数に同意して、あるいは、それに反しtえ掛けてはならない。

    ・執着について もし最初にうまくいかなければ、忘れろ。

    ・計画について 長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。長期投資を避けよ。あなたに必要な唯一の長期計画は、金持ちになろうとする意志だけだ。

  • 投機、ギャンブルについて書かれた本。今まで学んできた投資本とは全く逆のことが書かれていて面白かった。凝り固まっていた思考がほぐされた感じがしました。
    例えば本書には、「長期投資は避けよ」「分散投資の誘惑に負けるな」とか王道と呼ばれる長期分散投資も否定しています。
    この両極端な意見を知れたことで、結局物事には良い面と悪い面の両方があってどちらにフォーカスするか、目的は何なのかによって捉え方が変わってくるということを学ぶことができました。
    自身の資産形成で投機行動、ギャンブルをするつもりはありませんが、本書にある「人生は全てギャンブルである」という捉え方をするならば落とし込めるものが多くありました。
    投資についてはもちろんですが、人生に生かせるような本質的内容もありますし、直感や宗教などとの付き合い方についても書いてあります。
    投機投資お金の本ですが生き方について学べる良書だと思います。
    ありがとうございました。

  • 投資をするにあたっての大切な心構えが書かれた本。さくっと読めます。定期的に読みたい。

  • はじめに 公理とは何か、どこからきたのか
    第1の公理 リスクについて
     心配は病気ではなく健康の証である。もし心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ。
    第2の公理 強欲について
     常に早すぎるほど利食え。
    第3の公理 希望について
     船が沈み始めたら、祈るな。飛び込め。
    第4の公理 予測について
     人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかると言う人を、たとえわずかでも信じてはいけない。
    第5の公理 パターンについて
     カオスは、それが整然と見え始めない限り危険ではない。
    第6の公理 機動力について
     根を下ろしてはいけない。それは動きを遅らせる。
    第7の公理 直観について
     直観は説明できるのであれ信頼できる。
    第8の公理 宗教とオカルトについて
     宇宙に関する神の計画には、あなたを金持ちにすることは含まれていないようだ。
    第9の公理 楽観と悲観について
     楽観は期待することを意味し、自信は最悪に対処する術を知っていることを意味する。楽観のみで行動してはならない。
    第10の公理 コンセンサスについて
     大多数の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている。
    第11の公理 執着について
     もし最初にうまくいかなければ、忘れろ。
    第12の公理 計画について
     長期計画は、将来を管理できるという危険な革確信を引き起こす。決して重きを置かないことが重要だ。

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