世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか? [Kindle]

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  • 朝日新聞出版
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感想・レビュー・書評

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  • 時間を共有する際に注意することは、会う場所や環境を敢えて変えること。
    ランチの場で出会った相手とは、次回はディナーを一緒にする。
    飲み会で出会った相手とは、明るい時間帯にランチをする、あるいはコーヒーを飲む。
    仕事場で出会った人とは、仕事と離れた場所で会う。
    スーツ姿で名刺交換をした相手とは、敢えてカジュアルウェアで再会する。
    あるいは、前回は大人数で会ったのであれば、次回は二人で会ってみる。
    二人で会った相手であれば、次の場では家族や友人を紹介する。
    効果があるのは、できるだけ前回と異なる環境下で時間を共有すること。
    異なる環境で時間を共有することがなぜ大切なのか。
    それは共有した時間と空間の記憶が新しい思い出となって、お互いの間で積みあがっていくから。
    そして、それはお互いの距離を縮めてくれる。

    正解のない問いは世の中にたくさん転がっている。
    日ごろから、自ら、世の中の現実課題に目をやり、自分なりの解を見出す努力をすることが、ビジネスパーソンとして成果を出すには重要。
    正解のない問いに対する訓練方法は、日頃から読書や新聞を読む際に実践できる。
    インプットそのものでは差をつけにくく、その情報からいかに自分なりの意見を持ち、さらには意味合いを導き出せるかというアウトプットは、価値の源泉になりつつある。
    まずは読書なり新聞を読んだ際に、読んだ時間以上に考える意識をつけることが効果的。
    「読んだ時間の三倍考えなさい」とは、元マッキンゼー日本支社長の大前研一さんの言葉


    始業時間の一時間前には人の少ないオフィスに出社する。
    一日で唯一静かな時間帯に効率的に仕事に取り組みむ。

    明日のTODOと書き上げ、翌朝出社時から全力で仕事に取り掛かれるように、優先順位付けをしてから席を立つ。

    日曜日の夜に3つの点を心掛ける。
    1、週末楽しかったことを振り返る。家族と一緒に「今週末も楽しかったね。また〇〇に行きたいね」と語り合うだけでもよい。
    2、一週間と月曜日一日のtodoリストを確認する。大まかな1週間の作業予定をイメージし、翌日月曜日一日のtodoリストを確認する。出社した直後から何に取り掛かるかを明確にイメージしておく。
    3、いつもより15分目覚ましを早くセットする。月曜日朝はバタバタするもの。いつもの平日より、15分だけ早く起きるように心がける。

    仕事の優先度の工程で分類する。
    すぐにやるべき仕事がどれかが明確化し、気持ちが落ち着く。
    次に、完成に要する時間の長短で整理をする。
    取り掛かってしまえばすぐに完了できる仕事と、そうでないものの区別ができる。
    意外と取り掛かりさえすれば、すぐに終わってしまう仕事が多いことに気付き、冷静になれる。

    仕事を引き受け、自分の席に戻ったら、とにかくすぐに取り掛かること。
    たった今引き受けた仕事に5分だけ集中する。
    上司からの指示を再整理すること。
    そして作業計画を作り、時間を確保すること。
    次に早目に取り掛かるべきことに着手する。
    5分とりかかってみると疑問点が生まれる。
    こういった場合は、すぐに上司に確認しに行く。
    初歩的な確認事項であればあるほど、その場ですぐに確認するほうが傷口を最小限に抑えることができる。
    翌朝になって初歩的な事項の確認にやってくる部下の評価は下がるだろう。
    締め切り日に間に合わないという最悪の事態に陥る可能性もある。

    ホウレンソウの基本は、上司に聞かれる前にすること。
    上司に聞かれてから報告するのでは遅い。
    自ら先に報告しに行くことで、ポイントを整理し論理だてて伝えることができる。
    準備がしっかりできている為、自信をもった受け答えができる。
    逆に、聞かれてから答える場合は、瞬間的に状況整理をして伝える能力が追加で求められる。
    必然的に受け身の態勢になり、相手に伝わりにくくなる。
    突っ込まれて反論する、ディフェンシブな態勢になる。
    ホウレンソウは受け身の態勢になる前の先手必勝が基本。

    ホウレンソウに仮説思考を入れる。
    「私は〇〇と考えています。理由は〇〇です。この方向で進めてもよろしいですか」
    と結論の後に仮説を一言付け加える。
    上司と自分の間でなぜ意見が異なっているのかを重点的に議論できる。
    自分のロジックに一定の説得力があれば、仮に上司の結論と違っていても、あなたを信じて任せてもらえる。

    資料の細部に気を配る。
    1、統一感に注力する。言葉の表現、文字サイズ、フォント、色合いなど、こだわり始めるとキリがない。注力すべきは統一感。タイトルは太字にするなら、すべて太字で統一する。メッセージに句読点を付けるなら、すべてのメッセージに徹底する。ルールを明確にする。
    2、最後に中身を無視して機械的に見直す。
    中身をレビューせず「てにおは」、文字サイズなど、誤りをチェックする視点で読み返す。最後のレビューは、中身に意識をやらず細部の誤りチェックに集中する。

    一つ上の役職を意識して仕事をするのは、昇進を確実なものにするためだけではない。
    一つ上を意識する、自分の届くぎりぎりのところまで背伸びをする、筋肉が心地よいぎりぎりのところまでストレッチする。
    これによって自分自身の成長速度が速まる。
    そろそろ君ももっと大きい責任を背負ってもらいたい、と言われる前に、自ら責任を背負う。
    そうすることで視点が高まり、自分に何が足りないかが明確に見える。
    早め早めに自分の長所を強め、欠点を補い、キャリアを積み上げていける。
    背伸びをすることはキャリアアップにおいてはとても重要なこと。

  • 人とのつながり、自分磨きの継続、日々の成果出しにこだわる、世界的な視野を意識
    ・週1回は社外の知人と意見交換
    ・読んだ時間の3倍考える
    ・新聞は世間の反応を考える
    ・So what? why so?
    ・引き受けた仕事は5分間限定ですぐやる
    ・マッキンゼーノート
    ・自分ノート;メモ、todo 、明日の持ち物、◎中長期の目標管理

  • この本はあくまでも「基本」を列挙したにすぎない
    だが、この基本が出来ると出来ないとでは大違い。

    一つ一つは決して難しいものではないので確実に出来るようになろうと思う。

  • 紀伊國屋書店でランクインしていたこちらの本。

    たまにはビジネス書でもと気が向き、選びました。


    著者戸塚氏はゴールドマンサックスとマッキンゼー出身者。

    世界トップ企業で功績を築いた実績の持ち主。

    社名からのイメージ通り学歴はおろか、経験も素晴らしくいわば超が付くエリート。

    世界をまたぐサラリーマンの時間の使い方、仕事への考え方、ビジョンはどんなものなのか、

    興味深い点が色んな項目に分かれて書かれており、解決されていくような感じでした。ハウツーです。

    「多忙」という言葉が一番よく似合う中で、誰よりも努力して時間を制していることがわかります。

    かっこいいな♡

    だけどやはり、人との出会いが全てをつないでいると思いました。

    どんな人でも、国境、業界、人種を超えて沢山の人との実りある出会いの繰り返しが大事だと思いました。


    仕事が出来る人って、私生活も美しいと思いました♡

  • ゴールドマン・サックス、マッキンゼーでの勤務経験、ハーバード・ビジネス・スクールへのMBA留学経験をもとにした著者のビジネスパーソン(特に20-30代)向けの啓蒙書。仕事のコツが48にまとめられている。ターゲット層には参考になることが多くあるだろうが、ターゲット層ではない私にとっては、基本事項の再確認ということに留まってしまった。私が若いころに出会っていたかった書籍。

  • ・振り返り、成果・やったこと、失敗、反省→自分んをしっかりと評価し、ほめる。改善点・課題を見つける。
    ・シェイプアップされている・外見が整っている→自信
    ・小さな成功の積み重ね
    ・オーナーシップ=自責。自分ならどうするか、仮説→PDCA、コメンテーターにならない。
    ・何を皆の前で話すか?→良い訓練。まずは上司の姿を見る。
    ・いつでもハンドルを握れるフォロワーになる。チーム意識があってこそ
    ・シェア&シェア

  • 20200503、たまに読み返したい

  • 縺九↑繧頑悄蠕?@縺ヲ縺?◆縺後?繝サ繝サ閾ウ縺」縺ヲ譛溷セ?ワ繧コ繝ャ縺?縺」縺溘?縲ゅ>縺?э蜻ウ縺ァ縺輔?
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  • 大人の余裕を身に着けるには、いい本だと思う。

  • 朝の報告、自分ノート、会社用のノートは鉛筆で書く、話を聴きながら図をとる、など、役に立つことが多々あった。

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著者プロフィール

シーネクスト・パートナーズ(株)社長

「2019年 『1%の違い 世界のエリートが大事にする「基本の先」には何があるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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