「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 製品、サービスを海外展開する際に、現地のニーズや文化に合わせたローカライズが必要であることは、誰でも頭では理解できる。ただ、実際に行うのは時間もお金も人もかかるし難しい。
    本書で紹介されているいくつかのローカライズ成功例は興味深く、なるほど、こういう気が付かないニーズがあるのかと思わせるものが多い。しかし、結局はそれぞれの製品、サービスの担当者が現地にしっかりと根付いて学んでいくことからしかそれは見つけられないと思われる。
    その意味で、最後に解説されているローカライズ理論は、形としては美しいものの、現実的にはあまり役にたたない。本書は、ローカライズのよき事例を参考にするために用いるべきだろう。

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著者プロフィール

モバイルクルーズ(株)代表取締役。De-Tales Ltd. ディレクター。東京とミラノを拠点とするビジネス+文化のデザイナー。欧州とアジアの企業間提携の提案、商品企画や販売戦略等に多数参画してきた。同時にデザイン分野や地域文化との関わりも深く、ユーザビリティやローカリゼーション、意味のイノベーションの啓蒙活動、ラグジュアリー領域のイノベーション等に関与。著書に『「メイド・イン・イタリー」はなぜ強いのか? 世界を魅了する〈意味〉の戦略的デザイン』など。共著に『新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済10の講義』、『デザインの次に来るもの』。監修に、ベルガンティ『突破するデザイン』。訳書に、マンズィーニ『日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化』。

「2023年 『ここちよい近さがまちを変える/ケアとデジタルによる近接のデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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