なれる!SE9 ラクして儲かる?サービス開発 (電撃文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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  • 定額サービス開発のドタバタ

  • Kindleで。前巻の続きで,アルマダの策略により仕事が減ったスルガシステム社長が新サービスを開発しろと命令を下し,他薦で互いに罠に陥れようとした立華と梢,そこに案の定工兵が巻き込まれます。紆余曲折を経て完成したサービスしたものの,物語はアイデアをパクった会社との戦いにシフトします。絶対的なアドバンテージをとるために工兵がとった行動は…。若人の活躍ばかりが描かれる本シリーズですが,今回は社長の顔の広さを窺い知ることができます。工兵が話を持ち掛け,それに見合う顧客を直ぐに紹介できる社長にしびれます。

  • 新サービス開発を任されることになった主人公チーム。IPv4とv6のネットワーク間のトランスレートをするサービスを思いつく。アプリケーションレイヤゲートウェイの機能も含め他のものを低額で売り出そうと画策。カスタマイズなしで受ける予定だったものが、ずるずるとなし崩しになっていく。解決のために代理店制度を検討するが、サービスが模倣されてしまう。マネできない部分を作るために、実績で勝負することに。社長のつてで、クリティカルな顧客に導入を試みる。相手はなんと官公庁。機器のインタフェースの違いから導入できないトラブル。L3スイッチにバランシングさせることで対応する。運用に無茶を飲んでもらうことでそれを実現する。

    ご都合主義な部分はもちろんあるが、説得力があっておもしろい。

  • サービス開発か、これは経験したことがないな。工兵はプロジェクト・マネージャじゃなく、プロダクト・マネージャを社長からおおせつかった。サービス商品のコンセプトからサービス対象顧客のセグメンテーション、商品開発、保守・運用体制、値決め、そのたいろいろを新人SEがやるのだ。スルガ・システムは大変な会社だな。

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著者プロフィール

2007年『葉桜が来た夏』で第14回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞。代表作に電撃文庫『なれる!SE』『ガーリーエアフォース』などがある。

「2021年 『僕らのセカイはフィクションで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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