女靴下の話 [Kindle]

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  • 2013年10月22日発売
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  • 西東三鬼文学忌  三鬼忌 又は 西東忌
    1900.5.15 から 1962.4.1
    歯医者さんだったようです。伝統にとらわれない新興俳句運動の中心。
    水枕ガバリと寒い海がある が有名です。当時の俳句界をざわつかせたようです。十七文字の魔術師とも。
    おそるべき君等の乳房夏来たる 私はこちらの方がざわつきました。

    「女靴下の話」
    20行ぐらいの随筆というのでしょうか。このタイトルのセンスや。
    遊んで飲んで朝帰り。家に帰ると旧友が出迎えて、再び飲んで。翌朝、タバコが吸いたくなって、ポケットから出してもらうと、女物のナイロンの靴下が出てきたって話。(しかも使用済)
    覚えがないので、エロスの神の仕業としました。オシャンティな一作。

  • 西東三鬼が気に入って検索して見つけた青空文庫の超短い文章。
    日常の謎、っていうと大げさなほどの。
    著者を身近に感じる3分足らずの文。

    よき。

  • 奥さんに煙草をくれと言ったら、
    持ってきたのが、膝までのストッキング2本
    先生、全く心当たりなしとwww
    はてさてどこで先生のコートのポケットに忍びこんだのやらwww

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著者プロフィール

明治33年、岡山県生まれ。18歳で両親を失い、東京の長兄のもとで歯科医となり、患者に誘われて33歳で俳句を始める。俳号の三鬼は「サンキュー」のもじり。3年後に発表した「水枕ガバリと寒い海がある」が俳壇を騒然とさせ新興俳句の旗手となる。戦時下に詠んだ「昇降機しづかに雷の夜を昇る」が世情不安を煽ると弾圧され、以後潜伏の身に。昭和17年に神戸に転居、終戦後には現代俳句協会を創設し、山口誓子を擁して俳誌「天狼」創刊の中心となる。自らも「激浪」を主宰。一時は雑誌『俳句』(角川書店)の編集長も務めた。昭和37年に永眠。

「2017年 『西東三鬼全句集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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