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感想・レビュー・書評
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読んだのはこの号付録のコラボ小説集「フユコイ-彼女たちの言えない事情-」
4人の作家による冬の恋をテーマにしたコラボ小説集で、それぞれの作品は同じクラスのクラスメイトが登場人物としてつながっている。
4人中2人は作品を読んだことがあったけど、一番印象に残ったのは初読みの人だった。
概読では岩田さんのは作者独特の言い回しがいつもより抑えられていて控えめな感じ。
途中、もしかして異母兄妹でかなわない恋かと思わせて、いやいつもハッピィエンドを書く作者だから、それはないなと思っていた。やっぱりね!
いやしかしクリスマスプレゼントが女の子って、ある意味男子の妄想爆発だよね(笑)
でも、あのヒロイン、冷静に考えるとちょっとしたたかすぎる気がして男の方は将来苦労しそうだなあ。
一方、時雨沢さんのはもうガン好きの趣味丸出しで、どう見ても作者の作品とわかってしまう(笑)
それに、これって恋話じゃないよね(笑)
さて初読みの作家さんの方は、御影さんの作品はなかなか切なかったけど、ヒロインが量産型彼女に持って行かれてしまって現実の彼女の方の魅力が描けなかったのがちょっと残念かも。
もっとも、あんな量産型彼女がいたら自分もぜひ欲しい!
そして個人的に一番よかったのが上月さんの物語。
このシチュエーションエッチな物語はまるで自分が書いたようだ(爆)
男子のツボをくすぐるエッチなシチュエーションと、焦らしながらそれでもちゃんと見たいところまで見せてくれる展開が実にいい。
冷静に見えて、その実積極的な女の子がもろ好みですよ(笑)
これは作者の別作品も読んでみたい!
ということで、なかなか楽しいコラボ集でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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