犯罪は「この場所」で起こる (光文社新書) [Kindle]

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  • 犯罪機会論について書かれた名著。
    犯罪がどのような場所で起きるのか、に焦点を当てて、犯罪を起こしにくい場所の作り方など、具体的対策も挙げられている。
    施設や設備の機能的デザインもそうだし、その場所に関係する人・利用する人のあり方についても具体事例を基に解説されている。
    昨今、LGBTQの法改正案について議論が多々あるけれど、公共の女性トイレや温泉などについても不安を抱く人が増えているようにみられる。
    その点について、日本の政治家や行政が公共の場について本書に書かれているような「犯罪機会論」を軸に考えてほしいと感じた。

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著者プロフィール

立正大学文学部社会学科教授(社会学博士)。ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科修了。法務省、国連アジア極東犯罪防止研修所などを経て現職。専攻は犯罪学。地域安全マップの考案者であり、現在、警察庁「持続可能な安全・安心まちづくりの推進方策に係る調査研究会」座長を務めるほか、全国の自治体や教育委員会などに防犯のアドバイスを行っている。

「2015年 『見てすぐわかる犯罪地図 なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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