あいのはなし【イラストあり】 (ショコラ文庫) [Kindle]

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  • 心交社
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感想・レビュー・書評

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  • いやー、さすがです。引き込まれました。もっと悲惨な話かと思って寝かせること数年(!)。やっと読めました。悲惨といえばそうなんだけど淡々と進み、凪良さんらしい温かい話でした。あとがきを読んだらあらすじを信用してはいけませんとありましたが、ほんとそう思います。あらすじの方がデキが良いこともあるし、あらすじで読む気がしなかったのに実はすごい良かったとか。特にBLでは結構あります。
    ハルがキャバクラのボーイってあたり、グッときました。なぜかそこで泣きそうに。キャバクラの客でもあった警察官の話でハルも私も救われました。
    攻めの父、裕也の存在感の強さは半端なかったですね。死んでも心に生き続ける人は強烈ですから、ラストで全部持っていかれた感があります。あの場面はなくても良かったんじゃないかなあ…。匂わすくらいでちょうど良かったかと。
    それでも全篇泣きながら読んでしまいました。やっと読めて良かった。

著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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