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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (273ページ)
感想・レビュー・書評
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クラス旅行に運動会、合唱コンクールなど青春の一幕を狂気で味付けした連作短編集。
端的に言って、頭おかしい。
物理的に血湧き肉踊る。理不尽で不条理。癖しかない言語・表現センス。句読点はサヨナラだ。
はっとするような一文や少年少女の繊細な心理描写もあるのに、血まみれの狂気が上から塗りつぶしてくる感じで本当に頭おかしい(褒めてる)息をするように死ぬし殺す。
ハマる人はハマるんだと思う。なんか癖になる。
が、は!?となる人も間違いなくいると思う。
面白かったけど、人に薦めるのをとても躊躇う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とにかく出来事も描写も過剰。れっきとしたホラー小説で、しっちゃかめっちゃかでスプラッタな事件がよく起きるけど、起こる出来事の怖さではなくその出来事に対する人物の対応の違和感が怖い。
少しずつの優先順位のずれ、目的意識の肥大化、正しさの行き過ぎとか、普通にありそうな反応が怖い。ありえない状況で、ありがちな態度ありそうな言葉、それが可怪しい。
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