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感想・レビュー・書評
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ビットコインという言葉を聞いただけで、それがなんであるか全く知らなかったので、その概要を理解するために読んでみた。
非常に短い内容であったが、ビットコインとはそもそもなんであるか、通貨としての要件を満たすための様々な仕組み、簡単な経緯・歴史(みたいなもの)、関連したビジネス、各国政府の対応等、概要を理解する上では必要十分な内容がまとめられていた。
中央集権的なビットコイン管理組織がないのに、オープンソースとP2Pによる分散”管理(?)”というインターネット時代にふさわしい仕組みが、日本人らしき人間によるソースの公開からたった5~6年で、各国政府が規制を検討するぐらいの”通貨”流通の仕組みを生んだという事実に、今更ながら21世紀という時代と人間という生物の無限の可能性に対して驚きを感じる。
日本ではSuicaやEdyの使い勝手が良すぎるので、ビットコイン(あるいは同様なCryptoCurrencyと呼ばれるもの)そのものが自分の生活に関わってくるとは思えないが、しかし携帯電話とインターネットというものがたった20年で人間の生活の様相を変えてしまったように、このビットコインのような技術的な仕組みが新たな人間社会を生み出す未来に期待せざるを得ない。