「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場 (集英社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 日本人ならばぜひ読むべき本であろう。第二章シュミレーション「六ヶ所炎上」は、あまりにも悲惨すぎる話ではあるが、福島原発の過酷事故を見るにありえないことではないと思う。途中で終わってしまっているが、最後まで書けばおそらく首都機能喪失、日本崩壊、米中による分割統治ということになるだろう。さっさとこのような核施設は中止し、プルトニウム返還をしてしまうべきであろう。
    それにしても、六ヶ所から放射性物質を放出していることが公に認められているとは知らなかった…。また、イギリスのウィンズケール再処理工場でも同じように放射性物質を垂れ流して、アイリッシュ海を汚染しているそうだ。地球全体も終わりかかっているとみるべきか?

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著者プロフィール

元京都大学原子炉実験所助教。工学修士。
第2次世界大戦が終わった4年後の1949(昭和24)年8月、東京の下町・台東区上野で生まれる。中学生のとき地質学に興味をもち、高校3年までの6年間、ひたすら山や野原で岩石採集に没頭する。68年、未来のエネルギーを担うと信じた原子力の平和利用を夢見て東北大学工学部原子核工学科に入学。しかし原子力について専門的に学べば学ぶほど、原子力発電に潜む破滅的危険性こそが人間にとっての脅威であることに気づき、70年に考え方を180度転換。それから40年以上にわたり、原発をなくすための研究と運動を続ける。2015年3月に京都大学を定年退職。現在は長野県松本市に暮らす。著書に『隠される原子力・核の真実─原子力の専門家が原発に反対するわけ』(2011年11月/創史社)、『原発のウソ』(2012年12月/扶桑社新書)、『100年後の人々へ』(2014年2月/集英社新書)ほか多数。

「2019年 『フクシマ事故と東京オリンピック【7ヵ国語対応】 The disaster in Fukushima and the 2020 Tokyo Olympics』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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