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感想・レビュー・書評
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サッカー選手の長谷部誠が書いた本。かなり昔に出た本ですが、今更、読んでみました。
一人になる時間を設ける、温泉に行って自分を省みる、という非常にストイックな感じの内容が多く、また、様々な人に感謝しつつ対応する事など、人として大切にしたいことが書いてあるとともに、サッカー選手独特のベンチにいるときにこそ監督の求めている事を察知する等、様々な事が書いてあり、長谷部さんが成功している理由がよく分かりますし、とても楽しく読むことが出来る1冊だと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中1の頃?
もう一度読みたい
習慣化、当たり前のように。
特別なことではなく、毎日行う歯磨きのように。
キャプテンとしてはしゃぐ他の代表にキレたなんて報道されてて、かっこよすぎる -
1日1回1人の時間を作って自分を振り返る。
その中から醸成された、自身の体験に基づいた経験知を集めた内容になっている。
単なる啓蒙本とは異なり、自ら勝負して体得したものだから、言葉に説得力がある。
古風な考えだが、押し付けられたものではなく、自然に身につけている。
どこかで聞いたような内容でも、新しい言葉として受け止められる。
著者の誠実な人柄も表れていて、読んでいて気持ちがいい。
いろんな気づきを与えてくれる良本。 -
何事にも動じず、正々堂々、負けたときも感情的にならず冷静な受け答え、という長谷部選手の心の内がとても良くわかる本。
長谷部選手に思わず先生!と言いたくなるような精神性と、その言葉の数々に圧倒されるが、同時に私には十二国記の驍宗様に叱られているようなそんな気持ちが出てきて読んでてやや辛くなってきたのも事実。
自らを叱咤するツールとしてこの本をこれからも使いたい。長谷部選手に通用する人間になりたいがそれはとても厳しい道だ... -
<印象に残った言葉>
自分と向き合う方法は2つある。
1.孤独な時間を作り考えを深めること。(読書や温泉)
2.尊敬できる人や仲間に会い話をすることで、自分の立ち位置を客観的に見ること。
自分が迷いの中にいるときにどう切り替えるか。
→身近な頑張っている人に目を向ける。
ex工事現場、子供を幼稚園に連れて行くママ
人の価値観を許容しよう。
最初は食わず嫌いで近づかないと自分自身が損をする。
→自分から積極的に近づいてみよう。
相手に対して上から目線も、下手に立つこともダメ。
フラットな目線で立つようにしよう。
競争は自分を進化させてくれる。そう思うと競争が怖くなくなった。→面接に落ちてる自分に刺さる。
判断に迷ったときは人として正しいかどうかを考えるようにしてる。
中学3年の受験勉強時、勉強すると嘘をついてゲームセンターに行く。
そこで父に、嘘をついたことで怒られる。
→俺が高3の時に学校をサボって野球を見に行った時も、内田先生はその理由から悲しんでいたのかな。そんなことを教えてきたわけじゃない、っていう意味で。
楽な方に流されそうになる時は、両親や恩師などいろいろな人の顔を思い浮かべる。
→みんなの存在が弱い心にブレーキをかける。
決断をする時には、どちらが「誠か」で行動を決めるようにしている。
→これが自分の価値判断を持っていると、いうこと。
長谷部がなぜサッカーを生業にしているのか。
→サッカーが好き、
みんなで日本サッカーを強くしていくことに、使命を
感じているから。
→なんでコンサルタントを俺がやってるのか。
その使命を感じたい。
人が喜ぶ顔を見たい。
自分が愉しくかつ必死に研鑽を積むことで、多くの人が喜んでくれる。「笑顔の記憶」それが僕の仕事に対するモチベーションを掻き立ててくれる。
→言語化できていることがすごい。 -
心を整えること自体は長谷部自身が行っていることでそうなんや程度だがサッカー選手の長谷部の話は興味深い物が多かった。
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ひたすら誠実さが感じられる本。本に書かれていることと長谷部選手の内面が全く同一とは思わないが、誠の名前通り誠実な人間なのだろうという印象を受ける。浮き足立つことなく、周りに流されず、心をフラットに保つことでパフォーマンスを出す。外国人選手とのコミュニケーションを深めるという目的があるのであれば、普段避けている深夜の外出も厭わない。自分に軸を持ち、キャプテンとしての役割を意識し、チームのためであれば若手に苦言を呈する。心がささくれだっている時に読むと、ニュートラルな方向に引き戻してくれる本であると感じた。
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北海道まで自転車旅行中にコインランドリーで読破。
なんとなく長谷部の人柄がわかる本。
こういう心の調整のしかたを会得してる人は強いんだろうな。