若者を殺し続けるブラック企業の構造 (角川oneテーマ21) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 具体的な事例や統計資料に基づいて、働き過ぎによる過労死とブラック企業問題が続く要因を解明した本。

    若者の労働問題を解決するために活動しているNPO法人POSSEの事務局長である著者が、過去の事例や統計データ、現場の声などから、過労死やブラック企業の問題が起こる要因や構造を解説しています。

    そして、この問題をなくすための道筋を、企業側だけでなく、労働者側や消費者側にもやるべきことがあります。そのことも本書は教えてくれます。

    過労死やブラック企業問題をなくす第一歩は、労働の現場で何が起こっているかを知ること。

  • 内容としてはレビューというかまとめというか、既存の書籍内容のサマリ的な感じかと。(本書内にもその旨記載されていますが。)
    それほど目新しい内容はないけれど、論点はまとまっていて読みやすかった。
    「労働組合が機能していない」という問題は深刻だけれど、労働組合の改善に期待するのも無駄だから、他の手を考えた方がよいのだろうな。

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著者プロフィール

1986年千葉県生まれ。労働相談を中心に若者の貧困・格差問題に取り組むNPO法人POSSE(ポッセ)事務局長。東京大学大学院博士課程在籍。日本学術振興会特別研究員(DC1)。著書に『若者を殺し続ける ブラック企業の構造』(角川oneテーマ21)、共著に『就活とブラック企業』(岩波ブックレット)、『ブラック企業に負けない』(旬報社)など。

「2014年 『NOと言えない若者がブラック企業に負けず働く方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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