先生の白い嘘(1) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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  • ビンの奥底から蜜をスプーンで無理矢理引っかき出したような人間の闇

    【主人公】地味で内気な24歳高校女性教師
    【概 容】主人公が親友の彼氏にレイプされたことから始まる屈折した性の物語

    【文字の量】少なめ 〇●〇〇〇 多め
    【コマ割り】少なめ 〇●〇〇〇 多め
    【非日常性】薄め  〇〇●〇〇 濃いめ
    【目の描写】薄め  〇●〇〇〇 濃いめ

    【このマンガが好きな人にオススメのマンガ】
     ・水色の部屋   ゴトウユキコ先生
     ・ロッタレイン  松本剛先生
     ・新しいきみへ  三都慎司先生
     ・泥濘の食卓   伊奈子先生
     ・潜熱      野田彩子先生

  • 全8巻、読了。

  • 人の感情の奥深くにあるどろどろしたものの描写がうまいなと思いました。
    もっと元気にあるときに読もうと思いました。

  • 真面目そうな女性教師・美鈴

    ●常に違和感を感じながら生きてきた美鈴
    ●実は友だちの美奈子の彼氏・早藤君とはセフレ
    ●担当クラスの生徒が人妻と関係を持っていることを知る
    ●男と女の責任の重さについて考える美鈴

  • 良くも悪くも考えさせられる。

  • 茜さんのコミック好きです

  • 性被害にフォーカスが当たってて、男女間における差別が特にテーマになってはいるけど、いろんな意味での"暴力"(他者to他者、自己to自己のベクトル的にも)がいかに人の尊厳を奪うかが濃密に描かれている。
    それぞれのキャラクターが立ってるからその心理描写や言動の理由に唐突感がちょっとあったり、傷ついた自己、トラウマからの回復の方法や過程については少し物足りなさがあったりはするけど(まだ未完だし)、それを余韻にできるバランスがむしろ素晴らしいのかも。ただ余韻残り過ぎて自分の現実が侵食されてしまう感が...いかん...

  • 『先生の白い嘘』
    現状、社会に蔓延している不平等さへのフォーカスの当て方がとても秀逸な作品。
    ただの男と女の物語以上に、実際はもっと複雑で、グラデーションに事実が存在している。
    冒頭にあるように、愛される者と愛されない者が居る。
    その、常に『でない方』は、幸せになれないのだろうか。
    幸せへの執着と、性と、責任と、人間であることと、暴力。
    悲しい顔をしている者が可哀想なわけでもなく、
    暴力を振るうほうが、何も考えていないわけでもなく、
    不幸だから思い詰めているから、何をしてもいいんじゃない。
    自分を、他社を、どのように認めていくかを考えさせられた。
    善悪と強弱の性質は違う。そして、弱さをも飲み込もうとする空洞の恐ろしさ、みっともなさと醜い愛しさがそこにある。凄く好きな漫画になった。

  • 性の不平等さを描いた話題作、というのは聞いていたけれど、極稀に、のめり込むような吸引力を持った漫画の存在を感じる。この作品も、その中の1冊。

  • 新妻くん……。

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著者プロフィール

1981年生まれ、漫画家。2004年デビュー。主な作品に、『先生の白い嘘』(講談社)、『地獄のガールフレンド』(祥伝社)など。「ダ・ヴィンチ」で『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』、「週刊SPA!」で『ロマンス暴風域』を連載中。ツイッターはこちら→@torikaiakane

「2018年 『漫画みたいな恋ください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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