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感想・レビュー・書評
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先日読んだ『「自省録」のローマ帝国』に引き続き、おもしろかった。五賢帝時代の陰の部分に目を向けることで皇帝たちの苦心やバランス感覚、元老院の変容といったものが浮かび上がる。「人類が最も幸福であった時代」と呼ばれた時代の姿がより生々しく躍動感あるものとして伝わってきた。
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「人類が最も幸福だった時代」と教わるローマ五賢帝の時代史。一般的なイメージとは異なり、元老院や属州の有力者とのパワーバランスをなんとか保ちつつ、皇帝の機能を発揮するために各皇帝が苦労していた様子が述べられており、新たな知見を得ることができた。一通りの通史を修めた人に、各時代の理解を深めていく一冊として是非おすすめしたい。
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