- Amazon.co.jp ・電子書籍 (149ページ)
感想・レビュー・書評
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※このレビューでは全6巻を纏めて扱っています。
※軽い性描写の含まれる作品です。
【印象】
両親の借金の形として女装。そんな高校生男子を救ったのは、生徒会の女子ら。でもやっぱり女装させられる。
主人公の他、主に3名の男の娘が登場します。
"男の娘×女の子"を含む点で好みです。男の娘×男の娘、さらには男の子×男の娘もないわけではないです。ボーイッシュあるいは男装女子もいます。
【類別】
漫画。当初は四齣。
学園、ロマンス、コメディ。終盤は比較的シリアス。
"女装"、"男の娘"。また、"男装"や"BL"の要素もないではないです。
【脚本構成】
一話完結タイプなので気軽に読めます。
題材こそ珍奇さが感じられるかもしれない本作ですが、話の作りかたや乗りは非常にオーソドックス、王道的ですから、俗に言う"ラブコメ"が苦手でない人ならば楽しめるかと思います。
とりわけ印象的な台詞箇所は、第5巻REX連載版第22話頁94「織田家当主になんて生まれたくなかった…」です。
【画等】
第2巻時点で絵柄が固まっています。
気に入ったり印象的だったりする箇所は次のとおり。第2巻頁29での主人公の"ドヤ顔(=勝ちほこるような表情)"と膝枕、頁120にて学園倉庫での主人公男の娘と漫画家先輩女の子ふたりきり状況。第3巻頁96、105での主人公の"レイプ目(=ハイライトのない目)"。第4巻REX版第13話にて絆を確認する主人公弟男の娘×幼馴染ボーイッシュ、REX版第15話で看病プレイなメイド男の娘×風紀委員長男の娘。第5巻REX版第16話では主人公男の娘と生徒会副会長女の子、REX版第20話で異性装から同性装をする主人公弟男の娘×幼馴染ボーイッシュ、Febri連載版第4話で色々なファッション系統の主人公男の娘。第6巻REX版第23話主人公弟とボーイッシュ幼馴染の過去はよいものです、REX版最終話頁124にて見られる主人公男の娘のアンニュイな表情が新鮮です。
下着越しに男性生殖器の存在を軽く強調する場面がかなり多くありますので、人によっては下品に感じるだろう作品です。
【異性装動機・理由】
主人公については、借金を肩代わりされたため。半強制。
その弟は、自分が最も可愛くてちやほやされるから。幼少期より。自然体。
他、家のしきたり等。
【備考】
このレビューはアマゾンKindleストアにて2017年4月9日にダウンロードしたものの鑑賞に拠ります。
なお、2014年にはアニメ版の鑑賞をしています。アニメ版を観て、少しでも興味が引かれた人には、原作である本作をぜひお薦めしたいです。尺等の関係でアニメ版には反映されなかった本作の魅力を堪能してください。
第4巻末尾には番外編に当たる2話が収録されており、これらは『女装少年アンソロジーコミック ひめイチゴ組』及び『女装少年アンソロジーコミック ひめリンゴ組』に掲載されているものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示