桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • (Kindle Unlimited53冊目)

    著者があとがきに書いているように、血筋は否めないのではないか、というのがふつーの家庭生まれた読者の感想。
    本人が努力家なのわかるけど、それがチャンスに結びついたストーリーが見えない。ふつーの人が同じようにやって(後半に至っては、ある程度みんな努力している既出な考えだなぁと思うし)、「桁外れの結果」を出せるチャンスに会えるという気が、この本を読んでしなかった。(ので、途中で、鳩山氏が何者なのかwikiで調べしまった違和感)
    けれど、少しは、この努力をしてみようとは思えたので、星3で。自分は自分を認められるほど頑張ったとはまだ思えないから。

  • 一つ一つの主張はビジネスパーソンとして至極真っ当というか、まぁそれできたら出世街道登るよねって話ばかりだ。それを実直にやり切るメンタルと体力には圧倒される。意識高すぎ系だ。

    そのバイタリティはどこから湧いてくるのか?の疑問への回答が『終わりに』にあった。政治界のサラブレッド鳩山家である筆者は幼い頃から夢は総理大臣だったそうな。そりゃ若かりし時から視野が広くなるわな。

    そして父親が40代の若さで亡くなり、自分も父を超える年齢に達しえないかも…という死生観で生き急いで来たという。この本も早死にした場合の子供へのメッセージというつもりで書いたようだ。

  • サンリオ常務取締役の著者が自身の経験を通して、成果を出している人がやっていることを解説した本。

    成果を出す人は事前の準備を怠らず、しっかりと行っています。大事なことは準備を入念に行うこと。

  • 常に思考して、物事を徹底的に考える。常に思考で宇宙の先を見るイメージを持った

  • 著者はサンリオ常務取締役の鳩山玲人氏であり、“会社員として与えられた環境下で、いかに人々の期待を超え、求められる以上の結果を出し続けるか”というテーマで書かれています。

    本書は、著者自身が”どのような考えで仕事に取組み、チャンスをものにしながら結果を出してきたのか“がまとめられたものです。

    そして、リスクをとっていない企業家に対してコンプレックスを感じながらも、”普通の会社員だって、やり方しだいで結果は出せる”という強いメッセージがあります。

    まず、仕事で大事なことは徹底的な「準備」と強調しています。
    「結果を出す人」と「結果を出せない人」の差は、能力の優劣ではなく、どれだけ準備したかによると。
    その中で大事なのは、まず、時間の使い方に細心の注意を払うこと。
    目標に合わせて、時間を適切に配分することで、予算や努力といったリソースを最大限に引き立たせることにつながり、大きな結果を引き出すことができます。
    大きな目標達成には戦略が必要であり、その戦略を日々の行動レベルに落とし込んで実行する必要があります。
    著者の新人時代、19時に退社し24時の就寝までの5時間を何に使うのかを入念に考え、仕事に関するトレーニング時間とし、自己研鑽に投じていました。
    その毎日の行動がチャンスへの準備になると考えていたからです。

    また、仕事をしていくこととは、不安定のなかで生きていく強さを持たなくてはなりません。
    仕事での失敗や、人間関係の滞り、やりたい仕事がやらせてもらえないなど、自分の思い通りにならない中で生きていくことです。
    大事なのは、どうやって少しでも不安を軽減し、前に進んでいくかを考えることであり、その手助けの一つは、徹底的な情報収集するという準備をすることです。
    無知は恐怖心を生み、行動を抑制してしまうからです。

    人間関係において重要なことは、大きく仕事をしていくには他人の助けが必要であり、出会った人は「いつか一緒にチームを組むかもしれない人」であることを考慮すること。
    上司や部下という立場はいつか逆転することも考えられ、相手によって態度や言動を変えることなく、日々の行動で相手への敬意を伝えることを自分のルールにしています。
    その背景には、業績を上げても誰からの支持をされないという経験があり、周囲の気持ちを察し、周囲の支持が無ければ、結果を出しても、自分が望むような変革を起こしていくことはできないことを体験したことがあります。

    本書には、著者の経験と実践に基づく、仕事論が多く記載されています。
    もし、職場で学ぶことが少なくなっているのであれば、著書を読み、仕事の中にある自分が気付いていない意味、潜んでいるチャンスを見つけてほしいと思います。

    社長じゃなく、会社員の立場で。

  • サンリオを回復させた鳩山玲人さんの仕事への取り組み方について記載された本。同意できる点、できない点はあるが、とにかくこの人徹底的。徹底的にやる印象。事前準備、情報収集、ファインディングからのリトライ、なんでも徹底的。なにからでもヒントをえる。ヒントのコスパが悪そうなことから手を引きがちの私ですいません。職場に波風を立てない人はいる必要がない、あざす。

    メモ
    プレゼンは2週間くらい前から直前まで悪足掻く。直前でもその時の最適に変更させる。これは私でいう漫才にちかい。
    紙に書くの大事。イメージできる。
    ひたすら情報を集める。関係なさそうな情報こそひたすら。
    社内のルールを覚えることは実現への近道。
    職場には波風を立てるべし。
    苦手な相手や雑務などからも何かを学ぼうというのはわかるが、ちょっとそこはコスパ意識したい。僕は眠りたいから。

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著者プロフィール

元サンリオ常務取締役。1974年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、三菱商事に入社。エイベックスやローソンなどでメディア・コンテンツビジネスに従事。2008年ハーバード・ビジネススクールでMBA取得。同年サンリオ入社。2013年にDeNA社外取締役に就任。2015年よりサンリオ・メディア&ピクチャーズ エンターテインメントのCEOとして映画製作に従事。米国経済誌「Business Insider」より、フェイスブックのシェリル・サンドバーグや政治家のミット・ロムニーと並んで「ハーバード・ビジネススクールのもっとも成功した卒業生31人」にも選出される。著書に『桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか』(幻冬舎)、『ブロックバスター戦略』(監訳・解説/東洋経済新報社)がある。

「2017年 『世界のエリートは10冊しか本を読まない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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