魔女とほうきと黒い猫 (角川ソフィア文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 神話から現代日本の娯楽まで、「物語」を通して魔女の変遷を見る本。
    どちらかというと軽い読み物だが、歴史背景による魔女の捉えられ方が丁寧に追われている。
    魔女がネガティヴな存在と捉えられるようになる背景も描かれているが、作中の魔女像に主眼を据えているため、魔女そのものの歴史に興味がある人には向かないかも。

  • 魔女についての研究、考察本ですが、一般け入門本的な内容で、わかりやすく書かれています。妖精との関係や民俗学にも触れていて、伝承や物語の内容も挙げられているので、興味深く読めました。ところどころに画像(絵や写真)が入っているのも、イメージがしやすくなって良いです。魔女狩りの残酷さや問題点も指摘されており、考えさせられます。
    「悪魔はおじさん、魔女はおばあさんとして描かれることが多い」との指摘には、「そういえば!」と思いましたが、帯の「魔女の宅急便」のキキは、年若いお嬢さんですね。

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著者プロフィール

1959年,横浜市生まれ。筑波大学卒業。トゥールーズ神学大学留学。東洋大学教授。博士(文学)。著書に『神呪経研究』『儒教・仏教・道教』『哀話の系譜』『妖怪学講義』など。

「2023年 『妖怪学とは何か 井上円了精選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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