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- / ISBN・EAN: 4571390737570
感想・レビュー・書評
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吉田恵輔監督作品の中で、おそらく最も地味な映画。
ほかの作品には随所にちりばめられていた笑いと毒気はほとんどなく、驚くほどストレートに親子愛を描いている。
吉田恵輔作品の大きな特徴は、「立派な人が出てこない」ことだと思う。どの登場人物もビミョーにダメ人間で、どこかがビミョーにズレている。
しかし、そんなダメ人間たちを、吉田は愛情をもって描き出すのだ。本作もしかり。
主演の堀北真希は、地味な役柄で服装も一貫して地味なのに、隠しきれないオーラがにじみ出てしまうあたり、さすが。
もっとあざとく盛り上げれば泣ける映画になったのだろうが、正攻法の「泣かせ」を避けてしまうあたり、吉田恵輔らしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほっこり系だが、なじめず。
クラシックな名前の堀北真希がおばかな役。
現代ものに向く女優とあらためて。 -
堀北真希には残るものがないんだよなあ。余韻というか。ふっと思い出すような、そんな存在感がない。演技が下手とかいうよりもっと根本的な…綺麗だけど印象に残らない。
なんとなく周りのキャストとの間で「浮いてる」気がする。 -
アイドルの夢を追いかけていた亡き母の過去を、その町の人々と接しながら、その足跡を辿って行く娘の物語。
出だしが面白かったので、最後までズルズルと観てしまったのだが、終始ありきたりな内容であり、且つ驚きというものが何もなかった。どこか自分に酔っているような映画でもあった。
それにしてもなぜ主題歌が、赤いスイトピーなのだろう。そしてカバーするならまだしも、まんま松田聖子。監督の時代を感じる。