ヘリコプターの最新知識 空中で飛行機に変身できるヘリコプターとは? エンジンが止まってもすぐに落ちない理由は? (サイエンス・アイ新書) [Kindle]
- SBクリエイティブ (2009年6月15日発売)
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感想・レビュー・書評
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本書は現在日本で流通する数少ないヘリ専門書籍の一つであり、種類から部位の説明、操縦法、ヘリポートの使用法に至るまで、多方面から説明している。
以下印象に残った事を列挙
・ヘリコプター最大の特徴は垂直離着陸可能なため滑走路が不要な点
・プロペラ一つだけでは本体が逆向きに回転してしまうため、アンチトルクシステムとしてテイルローターが存在する
・ヘリコプターが実用化されたのは第二次世界大戦末期
・大手新聞社は自社ヘリを持っているが、テレビ局はヘリコプター会社と業務提携を結んでいる
・アメリカには大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」が存在する
・ヘリから飛行機(ターボプロップ機)に変形する「ティルトローター機」が存在する
・ホバリングをマスターするには10時間以上の訓練が必要
・ヘリコプターは構造が非常に複雑なため、整備費用が嵩む関係で飛行機より運行コストが高い
・日本にある公共ヘリポートは約120箇所。ビルの屋上などにあるのは多くが「緊急離着陸場」
・アメリカではヘリの飛行高度や着陸場所の制限が無いため、自由に操縦することができる
上述の通り、現在日本ではヘリ専門書籍は殆ど無いために比較は難しいのだが、やはり値段や読みやすさ、写真の多さ等でサイエンス・アイ新書のものが優れているという結論となった。今まで紹介してきた航空機関連の書籍も半分近くがサイエンス・アイ新書からの選出であり、力になってくれて感謝している。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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