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- / ISBN・EAN: 4988105068902
感想・レビュー・書評
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*o○*:.。手の汚れは落とせても…:.*o○*
*(レビュータイトルから続く→ →)不本意にも穢された心に付けられてしまった汚れは
固型石鹸では落とせなかったのです・・・*
本作品は公開当時、映画館にて観賞しました。
主人公ハンナの抱える心の傷…
それが非常に大きく、重い内容をはらんでいます。
イザベル・コイシェ監督の伝えたかった想いをサラ・ポーリーさんが真摯な演技で静かに、静かに、見せて下さっています。
またジョゼフを演じたティム・ロビンス氏も実に落ち着いたその演技が光っています。
ポーリーさんご自身が後にインタビューにて語っておられたようですが…
「ジョゼフの役はロビンス氏しか考えられなかった」とのこと。
まさしく本作はこのおふたりの演技があってこそこの重いメッセージを、ピュアな輝きを放ちながらお仕着せでない感動へと観る者を導いていると感じます。
《大やけどを負ったジョゼフの介護を通じてハンナの閉ざされた心に変化が・・・》
大きなジョゼフ(ティム・ロビンス氏ご自身が大柄で在られますね)に擁(いだ)かれたハンナがあまりにも小さく…あまりにも愛おしく…
また、往年の名女優であるジュリー・クリスティさんのお顔も拝見できたのがとても嬉しかったです。
// 優しさと、切なさと、深い悔恨と… //
ラスト…
滲むスクリーンを見つめながら、それでも女性に生まれたことを悔やまれてはいない自分がいたことを憶えています。
これはピュアなハンナ、彼女の目線で穏やかに、静かに、そして激しく「反戦」を訴えかけている秀作として魅かれた作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画終盤で語られる秘密のことが重すぎてビックリする。
秘密が明かされてからアッサリ終わりすぎだろっ!て思う^^; -
スペインの隠れた名作。
邦画やハリウッドの様にベタベタしたラブシチュエーションなんて一切なし。
だからこそ良い。
事故で大やけどを負った患者とそれを看護する女性、2人の誰にも言えない秘密の話。