プロレススーパースター列伝 1 (マンガの金字塔) [Kindle]

著者 : 原田久仁信 梶原一騎

• グループ・ゼロ (2014年5月27日発売)

感想・レビュー・書評

[daiyuuki24さんの感想 · 2023年2月23日]

兄弟そろってNWA世界チャンピオンとなったドリー・ファンクジュニアとテリー・ファンクの”ザ・ファンクス”!!
この偉大な兄弟の父親もまたプロレスラーでもあり、人呼んで”テキサスの荒馬”ことドリー・ファンク・シニアといった。
そしてファンクス兄弟の下で、修行したスタン・ハンセン。「地獄突き」で様々な強者をリングで葬ってきた悪役レスラーでありながら人気者のアブドーラ・ザ・ブッチャー。
彼らの歩んできた勝利と栄光、そしてそこにいたるまでの挫折と敗北を描いたサクセスストーリー。収録作「父の執念！ ザ・ファンクス1～7」の長編全7話を収録。

ストロングスタイルのファンクス兄弟が、どのようにレスラーの父親に鍛えられ人気レスラーになったかの秘話が、必殺技スピニングトーホールドが暴れ牛をねじ伏せるカウボーイの技から編み出したとか、様々な秘話は興味深い。
アブドーラ・ザ・ブッチャーが、どのように空手やカンフーを学んで「地獄突き」を編み出したかやどのように悪役レスラーのファイトスタイルを編み出したかなどの秘話も、梶原一騎ならではのコネクションで得たリアル感があって格闘技好きにはたまらないプロレス実話漫画。

[能戸淳（じゅんじゅん）さんの感想 · 2018年12月8日]

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[Flowerさんの感想 · 2016年8月9日]

ブックパスで5巻まで。小学生から中学生ぐらいのときのもの。じいさんもかならずプロレス観ていたのを思い出すな。ネットがある今ではこんな話は通じないだろうけど、当時はこれが本当の話として信じてたなぁ（笑。そういう構図はいまもあるのか。物語があるとわかりやすいからね。

[katuhiko0821さんの感想 · 2015年11月23日]

小学生の頃に夢中になって読んだ『プロレススーパースター列伝』。全日派と親日派に分かれて、プロレスを熱く語っていた当時。情報源が少ない中、テレビの中での出来事が全てだと思っていて、プロレスラーに幻想を抱いていた当時。



そんな中、全日派と親日派問わず、涙したのがアブドーラ・ザ・ブッチャーの話。日本遠征からの帰国。妻への博多人形のおみやげ。ただし、妻は恋人と家出して、家に居たのは息子だけ。途方にくれるブッチャーに泣き崩れる息子が声をかける。「かわいそうなパパ。パパは子どもの頃、自分のパパに捨てられたって言ってたろ。それなのに今度はママに」。30年ぶりに読んでも感情移入しちゃう。



ちなみに僕は全日派でした。断然、ジャイアント馬場のファン。

アントニオ猪木に代表されるような攻撃的なプロレスよりも、相手の技を受け止める度量があるジャイアント馬場のプロレスが好きでした。