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- / ISBN・EAN: 4988111246448
感想・レビュー・書評
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捜査中に頭に銃弾を受け、生死の境を彷徨った、警視庁捜査1課刑事・石川安吾(小栗旬)。 奇跡的に弾丸を頭部に抱えたまま生き延びた彼は予想もしない特殊能力を手にすることとなる。
それは・・・「死者と会話ができる」能力。 弾丸を摘出しなければ、石川はいずれ死ぬ。手術をしても、助かる可能性は低い。 石川は手術を受けず、残された時間を他人を救うために使う決断をする。 被害者=死体の声が聞こえる刑事の、普通ではない捜査が始まった。
しかし、死者と話せるタイムリミットはその死体が荼毘に付されるまで。
被害者の証言から犯人を聞き出せても、証拠がなければ犯人を捕らえることができない。 死者の声は石川にしか聞こえない。 情報屋の赤井(古田新太)、潜入と情報収集のプロ鈴木(滝藤賢一)、ハッカー兄弟のサイモン&ガーファンクル(野間口徹、浜野謙太)など外部にユニークな協力者を多数得ながらも、警察組織の中ではひとり、石川の孤独な闘いが始まった。
「SP」の金城一紀の原案によるユニークな刑事サスペンスドラマ。
善と悪、生者と死者の危うい間に立ちながら、被害者の声を聞きハッカーなど違法すれすれなやり方で証拠集めをして犯人を追い詰めていく石川の孤独な捜査、刑事と裏社会の住人の立場を越えた石川とハッカー兄弟たちの絆、孤独な石川の捜査をサポートする同僚刑事の立花と比嘉(波瑠、青木崇高)と石川の友情、捜査の中で炙り出される人間の二面性、骨太な刑事サスペンスドラマ。最終回のオチは、日本のドラマになかなかない衝撃的なラスト。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小栗旬、SFのようなあらすじ。
いつもだったら見ない作品をふと見て見てしまったところ、とても面白かった。
タイトルのボーダーが表す通り、主人公が生と死の境界線を超えてから、善と悪の境界線を見失っていく。
犯罪の多くは、ただ悪と決めつけるのはためらわれる背景があったりする。
メンヘラの連続殺人犯は、毎回繰り返される痛ましい出来事にトラウマを抉られていた。
警察の裏金横領も、班長は経済的事情が恵まれていたからこそ巻き込まれなかったのかもしれない。
稀にいるそうではない絶対的な悪。悪に向かい合う善はその善性だけでは立ち向かえない。
最終回の小栗旬の演技が秀逸。余韻のある最後。
面白かった。 -
幽霊が見えるようになってしまった刑事(主人公)が殺人事件現場に現れる被害者の霊とコンタクトして事件解決をするドラマ(ざっくりあらすじ)
殺された人間が誰で、どういう状況で、運が良ければ誰に殺されたかもわかってしまう主人公が、不振がられない範囲で捜査を動かして事件を解決していくんだけど、「不振がられない様に」という縛りがあるため、なかなかもどかしい。
その上、付き合いをおおっぴらにするのは憚られるようか情報提供者たちの存在もあり、こちらも良いアクセントになっている。
オチとしてはあるある…て感じだし、おや?てところもポツポツある作品だったけど、結構楽しめたので、ヨシ -
設定だけきくと陳腐になりがちな印象だが、見てみるとても良かった。
仕事人間でまっすぐな主人公の、死んだ人間が見えることによる苦悩が丁寧に描かれていた。
事件は1話ずつ完結だが、それを経て少しずつ変化する心境、積もった死人への感情移入は主人公を境界のどちら側へ導くのか…。
漫画、小説も読みました!それぞれラストが違ってよかった。 -
よい、、
小栗旬のラストの演技がもう最高によかった -
面白かった。
一話完結でどこから観ても訳がわかる。
でも石川(小栗旬)死者と話せる事実を意外とあっさり受け止めるんだなぁと思った。
脇役の遠藤憲一や、青木崇高とか良かった。
班長、毎回部下たちを大目に見てた気がしたけど
それで良かったの?
色がなくやや暗い。
話し方もボソボソしてて聞き取りづらい。
でもそんな雰囲気の話だから仕方ないよね。
ボーダーの意味が最後にわかった。
正義と悪。
おもしろかった。 -
とにかくオチがひどい。
全話都合良く解決されていく事件、主人公の心の闇の部分。すべてが薄っぺらくて、何よりもオチがひどいです。