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- / ISBN・EAN: 4548967091298
感想・レビュー・書評
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13年に突如、太平洋の深海から巨大生命体が出現し、世界中の大都市は次々と破壊され、人類は絶滅の危機にさらされる。
そこで人類は巨大生命体と戦うために英知を結集し、人型巨大兵器“イェーガー"を開発。一時は巨大生命体の侵攻を食い止める事に成功するが、再び彼らの猛威にさらされる事に。
ギレルモ・デル・トロが、巨大生命体と巨大ロボットの戦いを描くSFアクション。
深海から出現した巨大生命体に対抗するべく開発された巨大ロボット“イェーガー"のデザインは、日本のロボットアニメを彷彿させる。“イェーガー"のパイロット役で菊地凜子が出演するほか、芦田愛菜がハリウッドデビュー。
日本の怪獣映画やロボットアニメを愛してやまないデルトロ監督が、夢だった怪獣映画とロボットアニメやミックス映画に挑戦。各国のイェーガーは、ガンダムやマジンガーZや鉄人28号にオマージュを捧げただけに、無骨なデザインでキャノン砲やミサイルやロケットパンチやプラズマ砲やチェーンソードを兼ね備え、怪獣もゴジラやラドンを意識したデザインで、共通した遺伝子を持つ設定はエヴァンゲリオンから、イェーガーと怪獣がガンガン殴り合ったり戦う戦闘シーンは重量感たっぷりなガチンコファイトで、イェーガーのパイロット・マコは家族を怪獣に殺された恐怖がトラウマになっていて、イェーガーのパイロットは心を一つにしてシンクロしなければならないので自らの恐怖心や復讐心を力を合わせて乗り越え怪獣と戦う熱いドラマもあり、大満足の怪獣映画でした。吹き替え版の声優もガンダムのアムロやシャアやエヴァンゲリオンの綾波レイの声優がやっているので、なるべく吹き替え版をお勧めします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『パシフィック・リム』を、3D吹き替え版で観た。
いやー、メチャメチャ面白かった。上映中の2時間余、完全に童心に戻ってしまった。
なにしろ、私は『ウルトラマン』も『マジンガーZ』も幼少年期にリアルタイムで観た世代。日本の怪獣映画やロボットアニメへの壮大なオマージュともいうべきこの映画は、まさに私世代の(またガンダム世代、エヴァンゲリオン世代の)日本人のハート鷲づかみなのである。
私と同い年(1964年生まれ)で、故郷メキシコで日本のアニメを観て育った監督のギレルモ・デル・トロが、「僕が12歳のときに夢見た映画。それを48歳で作っている」と表現したというこの映画――私にとっても面白くないはずがないではないか。
世界中でいちばんこの映画の魅力を理解できるのは、50代以下の日本人男性に違いない。逆に、アメリカ人には理解しかねる部分もあるだろう。
アメリカ人なら、「怪獣を倒すには無人機で小型核ミサイルをぶち込んでやりゃあいいじゃないか。なぜ人が操縦する人型ロボット兵器で白兵戦するんだ?」とか言い出しかねない。
まあ、現実的に考えればそのとおりだが、この手の作品のお約束なのだから仕方ない。「こまけぇこたぁいいんだよ!!」 である。
オタク心に欠けるローランド・エメリッヒが作ったハリウッド版『ゴジラ』は日本のゴジラとは似ても似つかないものだったが、さすがにギレルモ・デル・トロはよくわかっている。怪獣映画とロボットアニメのエッセンスを一滴も漏らさず受け継いでいるのだ。隅々にまで、オタク心をくすぐる仕掛けが張りめぐらされている。
「ジプシー・デンジャー」(人型ロポット兵器)が技の名前を叫んでからロケット・パンチ(!)を放つシーンや、菊地凛子演ずるヒロインが「家族のカタキをとる!」と叫んでチェーン・ソードで怪獣を一刀両断にするシーンは、最高に胸アツ。
いまやオッサンになった“かつての子どもたち”までが夢中になれる、贅を尽くした遊びの世界。これはいわば、映像による「究極の怪獣ごっこ」だ。 -
この手の映画は滅多にみないのですが、評判の良さと、何よりギレルモ・デル・トロ監督作品ならば、と見てみたのですが…。
ギレルモ・デル・トロ作品だからという動機で見るのはリスクかもしれないと思いました。私の中ではギレルモ監督といえばやっぱり『パンズ・ラビリンス』とか『シェイプ・オブ・ウォーター』とかで、どちらも人間ではない知的な生命体が登場する作品で、その点で本作とも通ずる要素があるわけですが、テイストはもうまったく違います。上に挙げた2作品は、どこか侘しさや儚さが常にあって、人間でない生命体との相互作用を通して人間の存在を炙り出し、内面的に実に繊細な機微やゆらぎを描き出す表現が大変に見事でしたが、本作はもう完全に「人類vs怪獣」という構図に脳みそが全フリされています。要するにグラフィックやバトルアクションはめちゃくちゃ迫力があって激アツなんですが、ストーリーはもう何の目新しさもないお決まりパターンかつ子供じみています。スーパーヒーロー戦隊モノのウルトラデラックス版といったところで、そういうのを求めて見る分には大正解の作品で興奮間違いなしと思います。グラフィカルな表現のクオリティはとても高いです。しかしストーリーはその辺のヒーロー戦隊モノと大差ないです。多少背景は壮大になってはいますが。キャラクター設定もほんと類型的で、人間ドラマなんかを期待しちゃうとがっかりするに違いありません。しかしヒーローものにそういうヒューマンな要素は本来邪道なのかも。なにせ「何とかパンチ!」なんて言ってるくらいですから。主人公とヒロインが最後まで恋仲にならなかったのは、やっぱり対象年齢10歳前後を想定して作られていたということなのかも…。
あとバディと互いの脳の神経回路を共有するなんて私は人類のためだとしても絶対にお断りです笑。私だったら、知られたくないあんなことやこんなことがバレてしまったことに凄まじく動揺して怪獣とバトルどころじゃなくなってズタボロにされるか、もしくは戦う前に恥ずかしさで自爆するか、どっちかですね。 -
日本の怪獣とロボットが、外国でとりあげられる。
なぜか、不思議な 感覚だ。
ロボットを二人で、操縦すると言う理由がわからないが
それが、映像的な効果を生み出している。
二人は、脳の情報を共有する。
そのことで、力を合わせることができる。その設定がユニーク。
怪獣が不明瞭なところがおもしろい。
怪獣のクーロン。怪獣と情報を共有することで、怪獣の起源を探る。
菊地凛子の強さがありながら過去の記憶にフリーズする。
菊地凛子の子供の頃の芦田愛菜の
泣き演技はあいかわらずだ。
怪獣のクーロンの進化と ロボットの世代が、絡み合って
よく理解できないところがあるが、それは無視しても、
日本にはない 怪獣とロボットの戦いなんだね。 -
エンドロールの最後に『“モンスター・マスター”レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ』と出る…つまりそういうことだ。でもそれ以外のSF映画やロボットアニメへのオマージュも見受けられる。ストーリーはベタ故に分かりやすく、アクションや破壊がとにかくド派手。博士達やハンニバル・チャウもお約束なキャラでいいなあ。難しいこと考えずに観られる、豪華な怪獣特撮映画です。
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エヴァじゃん。クソストーリーでもう苦痛でした。CGも思ったより普通。
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請求記号:22D204 (館内視聴のみ)
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2013
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映画館で観た。
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怪獣が不気味さ、グロさなど有り、宇宙人という要素も加わって、今まで見た中の怪獣で一番現実実がある見た目だと感じた。
菊池凛子が出てるのは知らなかった。
彼女の演技があまりなので、「なぜ?」と、日本人設定の必要性を感じなかった。
芦田愛菜は良かったと思う。