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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988105103061
感想・レビュー・書評
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日本映画で「最も泣ける映画」。架空のオーケストラ作品を創り上げ、ほぼ全曲披露する(ように見せる演出)と和賀英良の過去の追憶、及び操作会議の三つ巴の構成は日本映画のみならずおそらく、少なくともこの映画公開(1974年)時点で世界映画史的にも画期的。昨今、アニメ、ゲーム、映画と日本でも盛んになってきた「シネマ・コンサート」の邦画部門筆頭作品。それだけに、その種のイベントが現状では概ね盛況らしいものの、年齢層が非常に高いらしく若年層がこの映画とこの映画のための素晴らしい音楽を認知していないのは残念であり、早急に普及のための何らかの措置が求められる。
今なお続く病苦を抱えた者への偏見と差別という普遍的なテーマと、それを彩りその苦悩と艱難辛苦を描写する音楽の魅惑性はある種の感性を持った全ての世代を魅了してやまないだろう。個人的には邦画鑑賞推奨第一位作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
松本清張の同名小説を橋本忍と山田洋次が脚色し、野村芳太郎がメガホンをとったミステリー巨編。美しい映像と音楽で描き出される親子の絆、人間の宿命が胸を打つ。出演者も丹波哲郎、加藤剛をはじめ多士済々の顔ぶれがそろっており、昭和の日本映画のパワーが感じられる。
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