超動力蒙古大襲来 [Kindle]

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  • 太田出版
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感想・レビュー・書評

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  • エログロな奇想によるろくでもない伝奇偽史。モンゴル馬とは一体?偽史モンゴルはその後? そういう事に何も答えず好きなように話が進むのはいいことだと思いますが、好奇心の引かれるところではある。

  • なんじゃ、これは。「超動力」を軸に紡がれる架空の世界史。チンギス・ハーンのモンゴル制覇から、バスコ・ダ・ガマのインド航路開拓、産業革命、そして第1次世界大戦まで。それらの全てに"モンゴル馬"と呼ばれる「超動力」が大きな存在として関与するという一種の偽史。超動力がそれらしい姿をしているのなら典型的なSFになったのだろうけど、これがまた斜め上を行くをゆく造形のため、なんとも独特な雰囲気に仕上がっている。壮大な馬鹿話なのか、真面目なSFファンタジーなのか、その捉えどころのなさが魅力のひとつ。

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著者プロフィール

駕籠真太郎(かご しんたろう)
奇想漫画家を自称しており、エロ、グロテスク、猟奇、スカトロ、ホラーといったサブジャンルに留まらず、人間という存在を弄り倒す人体改造や人体破壊をネタに狂気的な世界を描いている。
ソ連や太平洋戦争を扱うこともあるが、それらのジャンルを下敷きにしたSFやメタフィクション的な構成をもっとも得意とし、「駅前花嫁」などのように作風的にはブラックユーモア、毒のある笑いが中心的である。
2002年からはイベントに参加したり個展を開くなど活動の幅を広げ、不道徳な排泄物を精力的に展示している。
2010年『フラクション』で第三回世界バカミス☆アワードを受賞。
2013年、第19回『Salon del MANGA de BARCELONA(スペイン)』で、スペイン漫画界で貢献度&話題性の高かった日本漫画家として受賞するなど海外での評価も高い。
2014年、LA出身アーティストのフライング・ロータス「You're Dead!」のアートワークを手がける。
現在では青林工藝舎の漫画雑誌『アックス』を中心にアブノーマルな作品を発表している。

「2023年 『駕籠真太郎画集 死詩累々[新装版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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