数字のウソを見破る (PHP新書) [Kindle]

著者 : 中原英臣 佐川峻

• PHP研究所 (2009年12月15日発売)

感想・レビュー・書評

[nomitomo13さんの感想 · 2020年4月18日]

医療や健康、社会に関する統計データの数字を取り上げて、数字の裏側にある事実を検証した本。

統計データなどの数字は一見すると客観的でウソはないように見えます。しかし、数字は裏側（データの分母や集計のルールなど）まで見ていないと、誤った解釈をしてしまいます。

本書では、医療・健康・社会に関する統計データを使って、数字のトリックを解説しています。具体的な事例を通して、情報リテラシーやメディアリテラシーを養うことができます。

数字に限らず、情報はすぐに鵜呑みにしないこと。必ず、情報の根拠を調べるクセをつけること。

[izusakuさんの感想 · 2020年2月15日]

　2010年１月発行の書籍、図書館で手に取った。
　ちょうど10年経ったが、国の施策や国民意識は、あいもかわらず…
　数字を操作することにより、民意を一定の方向に煽ることはたやすいようだ。本当の実態をしっかり認識し、どう対処するか、それがどれほど難しいことか…

著者プロフィール

中原 英臣（なかはら ひでおみ）
医学博士。西武学園医学技術専門学校東京校校長。
専門はウイルス学、遺伝学。雑誌評論の他、
『感染症パニック』など著書多数。

「2022年 『若者がセックスしない国、少子化日本の大罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」