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- / ISBN・EAN: 4988013054288
感想・レビュー・書評
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アニメ「たまこマーケット」のその後、
高校三年生となったたまこたちの選択と成長を
描く。
アニメ版はしゃべる鳥が出てきたり、南の島
から占い師の女の子や王子がやってきたりと少し
変わった日常もの、という感じでしたが、
映画版はそれをいい意味で裏切ってくるストレートな
青春ものでした。もはやアニメ版はこの映画に
向けての前フリだった、と言われても不思議では
ありません(笑)
高校三年生で実家が餅屋のたまこは将来の進路を
すでに家業を継ぐことに決めています。そのため、
今まで通りの日常が続いていくものとなんとなく
考えているのですが…
一方、幼馴染でたまこに気のあるもち像は、東京の
映像学校への進学を考えます。そのためもち蔵は進学
までにたまこに告白しようと考えるのですが…
もち蔵の告白シーンの映像が美しく、また
それを受けてからのたまこの映像描写がカラフルで、
どちらもそれぞれの心情が読み取れるいいものに
なっていたと思います。
またてもち蔵が告白後、「やってしまった…」
と思い悩むシーンもとても青春していていい場面です。
たまこの友人たちのそれぞれの将来に向けて
変化しようとする姿も丁寧に掬い取られていて、
非常によかったです。
個人的な名場面としては、夜の病院でたまこの
父親がもち蔵にボソッと言葉をかける場面に
ぐっときました。
この父は彼女(たまこの母)に自作のラブソングを
送った経験があり、(この歌は劇中やアニメでも使われますがいい歌です!)
そのため青春時代の恋の苦しさなり滑稽さなりを
知っていてもち蔵の気持ちがなんとなく分かって
いるのだと思います。
一方でその恋愛相手が妻に先立たれ、男手一つで
育ててきた自分の娘のたまこだけに、ストレートに
応援できるはずもなく…
そんなもやもやを抱えつつ東京行きを決めたもち蔵に
ボソッとかけた言葉。
色々な気持ちが混ざっての言葉だったのだなと、
思うと勝手に泣けてきます。
またお父さん役の声優さんが『クレヨンしんちゃん』の
野原ひろし役の方と同じなんですよね。
そりゃグッとくるに決まってるじゃないですか…
単体でも見れる映画ですが、アニメ版と合わせて
ぜひ見てほしいと思える映画でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シナリオは良かったが、演出が過剰に実写風で、もう少し緩急の「緩」が欲しかった(台詞のないカットがほとんどないので疲れる)。
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2014年 83分
監督 山田尚子
制作会社 京都アニメーション
NOTE記録
https://note.com/nabechoo/n/n8245e4fd47b3
こっちは正直いまいちだった。雰囲気変わって、ただ普通のラブストーリー。デラの活躍もほぼなし。告白されておかしくなるたまこはかわいいが…。あとみどりの葛藤も…。ただ、なんかあまり魅力を感じない作品だった。好みの問題だろうけど、なんか求めてるのと違う感。 -
今まで京アニの中ではあまり好きではないシリーズだったのですが、この映画はとってもよかったと思います。びっくりするくらいストレートなラブストーリーでした。
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2013年1月から3月までTV放送されていたアニメ"たまこまーけっと"の劇場版です。完全新作ということで、高校3年生になったたまこ達が描かれます。TVシリーズでは、商店街メンバーやデラちゃんなどがいて、コメディ色が強かったですが、劇場版では直球ど真ん中な青春ラブストーリーに仕上がっています。TVシリーズの雰囲気を期待しているとかなり驚くと思います。個人的には、ここまで真面目な話になるとは思っていなかったです。しかし、みどりちゃんは…こうやっていい女になっていくんですね。"恋の歌"がいい味出してました。
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まぁまぁ。絵が丁寧でいい。 -
まーけっとの方は見れてないけど、楽しめました。前半はスローなペースがまどろっこしかったけど、後半からは独特なマイペース感に引き込まれていってしまった。
まーけっとも見ないとなー -
たまこは、いつでもどこでも餅のことを考える。
もち蔵は、いつでもどこでもたまこを想う。
もち蔵のたった一言で…
世界は動き出す。 -
アニメは壮大な前座だった