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感想・レビュー・書評
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甲田先生は、この著作で少食を進めています。
少食というのは、1日当たりに食べる量を減らす食べ方です。
少食のステップとして、以下を薦めています。
① まずは一日3食を食べながら、食事以外のつまみ食いを減らす。
② 最初は夜食を徐々に減らし、次に間食を減らす
③ 夜食と間食をやめる事ができたら、次は夕食の量を減らす
④ 夕食が腹七分で満足できるようになったら、朝食を減らす
⑤ ①〰④までに1年かける
⑥ そして、朝食を抜く
私は少食の効果を聞いて、早速実践することにしました。
私の場合、いきなり朝食を抜いての、少食です。初めの1週間で、面白いほど体調がよくなりました。
一番、顕著だったのが、私の場合、髪質の変化です。
以前から、抜け毛が増えたように思い、なんか髪の弾力がなくなってきて、悩んでいました。
それが少食(朝食を抜く)をしてから3日間ぐらいで、「あれ?弾力が出ている」と感じました。
甲田先生は、わざわざ朝食を抜くまでに、1年かけるようにと指摘されている意味が、数週間後にわかりました。
はじめは、朝食抜きの効果が、はっきりと出て、「よし続けよう!」と思うのですが、
それを維持するのは、本当に難しいです。
空腹感が抑えられなくなって、、、、ついついということになって、食べてしまいます。
それは、本当に我慢できない感覚に襲われました。やはり、甲田先生が言うように、朝食を抜くまでに1年かけるのは、
ステップとしては、とても合理的だと思います。
私の場合は、仕事上の付き合いからくる夜食や、ついついコンビニによって、甘いモノ(アイスやチョコ)を買ってしまう癖、癖というか、一種の依存症です。それを治すのも大変です。
今の社会は本当に便利です。口に入れられる加工食品が24時間、気軽に買うことができます。
この条件下で「少食」を実践するのは、至難の業だと思います。
甲田医師は、少食の成功の極意に関して、以下のように述べています。
(以下引用)
「動物・植物の命を殺生しない『少食』という愛と慈悲を実行できる人間になりたい」っていう考え方を持つことです。
人生目標を高く立てる。少食を健康になるためにやっているというだけでは、
一生涯は続かない。健康になってしまったら、目標がなくなるから。
そんな、大袈裟な!と思いましたが、今では、この考え方に納得しています。
自分の健康のために、少食をする、そして、以前よりも健康になったと喜ぶ、そして、少食を続けてみる、
そして、以前あんなに効果があったのに、最近はなくなった。
維持するのは、やはりつらい、ちょっと、、、、だけならいいかと、思ってしまう。
結局、自己満足で終わってしまう。
やはり、『少食』という手段を通して、自分は、どういう人間になりたいのか(甲田先生は、愛と慈悲が実践できる人間になる)を
想像し、実行するのが、いいのではないかと思いました。
この著作は、甲田健康法に関して、甲田先生自身が、わかりやすく、その方法を語っています。
語り口も、柔らかで、あっという間に読むことができます。詳細をみるコメント0件をすべて表示