起業家のように企業で働く [Kindle]

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  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • 起業家のように企業で働く
    著:小杉俊哉

    「起業家」マインドが必要なのは、ベンチャー経営者だけではない。企業で働くにしても「起業家」のように考え、働くことが必要である。

    本書は以下の6章から構成はされている。
    ①君はただ「会社」から言われたとおりに働き続けるのか
    ②志をもつ
    ③起業家のように仕事をするうえでやるべきこと
    ④大きな仕事は企業でこそできる
    ⑤転機をつくる
    ⑥企業内で勝っていくためのスキル

    「起業家」の方にはない、会社勤めが持つメリット。
    属している企業の看板や資本の恩恵を受けながら仕事ができる。そして本書でいう「起業家」のように働くことが出来れば、効率よく多くの手順を省いて多くのことにチャレンジができる。

    企業という枠の中ではもちろん課されたタスクを行うことは必要であるが、成果を出すプロセスにおいては1から10まで決められているわけではない。考えようによってはそこでどれだけ「起業家」マインドを持ちながら取り組むか、もしくはしっかりと成果を出しながらプラスアルファで「起業家」マインドを用い、組織に貢献していくかが肝となる。

    自己の成長と長期的な展望があってこその働き方かもしれないが、どちらが楽しいかは明白である。苦しくても楽しく明るい方を選択し歩んでいきたい。

  • 組織のビジョンと個人のビジョン
    私が大事にしている考え方、日本代表元キャプテン長谷部が教えてくれたことと同じことを言っている。
    組織のビジョンと個人のビジョンをあわせられる部分が大切。その重なっている部分を大切に実践することで前向きに働くことができるから。そして、その重なっている部分は、その組織で長く働くほど広がっていく。

    会社で働く意味
    1+1を3とか4にできるなら、組織で働く意味がある。
    自分がやりたいことを会社の中でやっていくときに、信頼を築くことから始まる。ならば転職するよりも、自社の中でのほうがやりたいことがやりやすい。

    スキルマトリックスで自分がやることをきめる
    開発されている/されていない
    動機がある/ない
    上の4象限で管理する。開発されているが動機がないスキルを使って仕事をし続けると、疲弊してしまう。開発されていないが動機があるスキルなら、すぐにできるようになる。開発されていて動機があるなら、この仕事をどんどん取り込むべき。どちらもないものは自分の弱み。
    なにか一つでNo.1になるのは難しい時代。またそのNo.1になった技術がすぐに不要になってしまう。だから複数の強みを組み合わせてオンリーワンを目指すのが、折れにくい強みの持ち方。

    南カリフォルニア 大学教授 の モーガン・マッコール は、 米、 欧、 オーストラリア、 ニュージーランド の企業6社のマネジャー838人を調査した結果を著している。それは、多様な評価基準から、潜在能力が高い人材と平均的な人材とを区別する特徴を抽出したものだ。経営幹部の早期識別に関する11の次元・学習機会を追求する ・誠実に行動する
    ・文化の違いに適応する
    ・変化をもたらすことに関わり合っていく
    ・広範囲 の事業知識を追求する
    ・人の最も優れた部分を引き出す
    ・洞察力がある
    ・新しい視点で物事を考える
    ・リスクを冒す勇気を持つ
    ・フィードバックを求めてそれを利用する
    ・失敗から学習する
    ・批判に耳を傾ける
    (『 ハイ・フライヤー 次世代 リーダーの育成法』 モーガン・マッコール   プレジデント社より)

  • 小杉俊哉著「起業家のように企業で働く」クロスメディアパブリッシング(2013)
    *1人でやった方が経済的価値を生むことを会社でやる必要ない
    *言った、言わない、というのがあるが重要なのはいったかどうかではなく、相手につたわったかどうか。メラビアンの法則。言語情報7%、視覚情報(声、速さ、大きさ)38%、視覚情報(見た目、ジェスチャー、姿勢、表情)55%
    *自分の体は食べるものでできあがっているように、自分の心は発する言葉でできあがる。
    *世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。諦めた時が失敗である。成功する秘訣は成功するまでやる。

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