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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (267ページ)
感想・レビュー・書評
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島国でぬくぬくと育ってきた日本人。その私たちが日本という守護国を失い、難民として諸外国で生きることになったら…。考えるだけでゾッとする話ですが、この小説を読むとそれが現実に起こりうることだと認識を新たにするでしょう。
アメリカやロシアのような広大な土地も無く、しかも地震多発地帯で原発を稼働し続けること。その真の怖ろしさが、主人公たちの目を通して語られていきます。この先一体主人公は、いや、日本人はどうなるのか、先が気になって仕方ありませんでした。
果たして経済を回すために原発は必須のものなのでしょうか。
原発を稼働して万が一にも事故が起きた場合のコストと、原発を稼働しない場合のコストはどちらが高くつくのでしょうか。
内容へのあまりの衝撃に、深く考えざるを得なくなる本です。荒唐無稽な話と笑わず、ゼロではない危険性と真摯に向き合うべきです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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