メイデーア魔王転生記　―俺たちの魔王はこれからだ。― (富士見ファンタジア文庫) [Kindle]

著者 : かっぱ同盟

• KADOKAWA (2014年7月25日発売)

感想・レビュー・書評

[ヒュナさんの感想 · 2023年6月7日]

現：友麻碧先生の作品！

やーっと！ 読みたいと思っていた念願作品読めたー！
本当は紙が良かったけれど書店や古本屋ではなかなか見つけられなくて…泣く泣く電子書籍で購入ー！
でも、売られてたら絶対紙でも買う

富士見L文庫作品の原点作品
これが浅草鬼嫁日記とメイデーア転生物語の原点なのか〜
出だしから浅草鬼嫁日記の世界観強くて引き込まれる
しかもキャラ設定まで浅草鬼嫁日記！
今のメイデーア転生物語とは少し違ったんだなぁと驚き
特にトールくんの性格が1番違うかな？
浅草鬼嫁日記の馨くんって言われたら納得してしまう笑
そしてメイデーア転生物語の原点であるメイデーア魔王転生記！
世界観のベースは変わらないから直ぐに没入できた〜
あとは、メイデーア転生物語と違う部分を探しながら読むのが凄く楽しかった
あっ、ここは最初はこんな設定なんだ！ じゃあ転生物語の方では今後この部分はどういった展開になるんだろ〜って

メイデーア転生物語と比べて、物語の進む展開はとても早い！
転生物語の方が遅いのか！？
でもこちらもすっごく面白くて楽しかった
他の方の意見で視点がコロコロ変わるのが…ってコメントあったけれど、私は気になるず、逆に沢山のキャラの視点から物事を見れる方が楽しいなって思う
友麻先生の作品ならではって感じでより好き！

メイデーア魔王転生記、2作品の良いとこ取りって感じでニマニマしてしまう
2作品のお母さん的存在だから、この物語が生まれてくれて良かったーって思う
この物語があるから、私の大好きな浅草鬼嫁日記やメイデーア転生物語が生まれたと思うと凄く感慨深い
異なる世界線のメイデーアを2度も楽しめてめっちゃ贅沢だと思うんです！

[なつさんの感想 · 2020年5月10日]

なろうサイトで一気見してから、L文庫版を買った。

今年一番の小説。
おそらく塗り替えはない。

最初は、文体拙いしどうかなーと思ってたけど、
読み進むうちに止まらなくなった。
寝る間も惜しんで一気に読んだ。

一人一人の思いがちゃんとしているし、
ぐっとくる。
エモい。

いちばんはエモいのはカノンかな・・・
抱えているものが尊いし泣ける。
登場時とのギャップでも余計泣ける。

でもいちばん好きなカップルはやっぱり
マキトール。
マキアの性格が前半と後半でだいぶ変化が見えたけど、
全然あり。

ちょいちょいトールがどやあするのも好き。
この二人をみてると胸がぎゅっとして幸せ脳内物質出まくりだった。

書籍版は文章とか整理されていたけど、
むしろなろう版の方が好きかも。
特にメモの手紙のやり取り。

最初に全文だして、紐解いていくやり方は有効だと思った。

とにかく大好きすぎて、
こんな素晴らしい作品を生み出してくれてありがとう！
という気持ちしかない。

著者プロフィール

福岡からやってきたかっぱ好き。2013年1月にweb上で「僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣」を発表し、同作で出版デビューを果たす。他の著書に「メイデーア魔王転生記 ―俺たちの魔王はこれからだ。―」（富士見ファンタジア）シリーズがある。また友麻碧（ゆーまみどり）名義で、「かくりよの宿飯」（富士見L文庫）シリーズを上梓し、人気を博している。

「2016年 『僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣５』 で使われていた紹介文から引用しています。」