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- / ISBN・EAN: 4589921400152
感想・レビュー・書評
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この三人のキャストを楽しみにレンタルした作品でした。
マリオン・コティヤールはあの美しさの中に影を背負って生きる女性の姿を演じる事が素晴らしさを感じさせてくれる女優さんです。
そして、ホアキン・フェニックス、彼は当世代一番の名優ではないでしょうか? 恵まれないポーランドからの移民女性エヴァに一目惚れしてしまったが上手にその意思を表現できない男の姿を見事な演技で表現しています。
それにジェレミー・レナーを加え火花を散らすような演技を観るだけで、この作品の価値を感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずっと陰鬱な空気なので観ていて辛くなるのですが、最後は少し光が見えた気がしました。
これからエヴァはブルーノのことを心の片隅に置いたまま生きていくんだろうな。
貞操観念は無いよりあった方が良いけれど、宗教的なそれは罪の意識とか自分は穢れている認識を強めてしまうだけなのでこちらは良くない。。
エヴァ、こんな情勢でも生きて、妹さんの治療費も稼いで仕送りして…なので貴女は偉いんだよ。娼婦な自分を責めなくていいよ、と思いました。
ブルーノのお店、ショーで娼婦さんたちを着飾らせてたけどマリオン・コティヤールさんは気高くてちょっと逆効果じゃない?美しくて見てる分には素敵だけれど。。
それよりザ・不器用な男ブルーノのホアキン・フェニックスさん…陰あり過ぎてよい。好きな人ほど非道くしてしまうとかそんなんかな。
オーランドの方はなんか好きになれなかった…話上手過ぎない?と思って。。
エヴァと妹さんは再会して、脱出して、でもブルーノは2度と会わない……切ない。
映像もずっと綺麗でした。タイトルは原題の方がシンプルでいいな。 -
wikiより
エヴァ・シブルスカ・・・マリオン・コティヤール - ポーランド移民の女性。
ブルーノ・ワイス・・・ホアキン・フェニックス - 表向きは興行師。裏で売春を斡旋。
オーランド(エミール)・・・ジェレミー・レナー - マジシャンで読心術師。ブルーノの従兄弟。 -
ポーランド人の若い美人さんが移民船の中で男たちに襲われ、それが「罪」とされて「悪い女」扱いされてしまう。
アメリカでも美しさがアダとなって篤い信仰心に反して女を売って生活することになる。
信仰があるからなのか、かなり苦しい生活のなかで彼女は「諦め」ではなく神に「許し」を乞い、他者を「許す」ことができる。
見た目だけではなく心が美しい女性をマリオン・コティヤールさんがしっかりと演じていました。
ただ、出演者さんたちの演技は良かったけれど、脚本は正直言って微妙…。
戦争を知らない世代で移民問題も自分の身にはあてはめられない現代日本人には、この脚本と演出ではちょっとピンとこない作品かな。 -
[鑑賞方法:WOWOWシネマ録画にて]
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ポーランドから妹と共にアメリカに
移民としてアメリカにやってきたエヴァの
過酷な運命を描くドラマ。
タイトルや商品の紹介ページから、エヴァが
アメリカでどんなことをしてきたか、という
告白が見せ場にとして描かれるのか、と
思いましたが、個人的にはその比重はあまり
大きくないかなと思いました。
エヴァ以上に印象的に映ったのは、彼女を
雇うことになるブルーノ。彼は興行師であり
ながら、裏家業にもつながっている男です。
彼女に売春を斡旋しながらも、一方で単なる
商品のエヴァに対し、過剰な執着を見せるブルーノ。
エヴァを救おうとする、マジシャンのオーエンに
対し刃物を振るってまでオーエンをエヴァから
遠ざけようとします。
商品として利用しながらも、一方で女性としての
エヴァに惹かれるオーエンの姿。そんな彼のゆがんだ
心情や愛情というものが、許せない男と分かっていな
がらも、一方で切なさやどこか美しさも感じました。
ラストシーンも非常に印象的です。対象的な二つの
運命をとても見事に暗示し、芸術的な雰囲気も漂う
名場面でした。 -
ホアキン・フェニックスは「しのぶ恋」とか「ゆがんだ恋」をやらせたら天才ですな。でも、エヴァって、そんなにみんなが夢中になるほどの美人なのかしら(^_^;)
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淡々として山も谷もなく、特に目を引くような部分がまるでない…ホアキンは最近いい映画にたくさん出ているのにこの選択はどうしてだったんだろう…
ジェレミーは相変わらずの大根役者ですね…
妹を待っている時のマリオンが一番可愛かったな〜
まぁ駄作と言っていいと思います。 -
うーん・・・主人公のエヴァに全く感情移入出来なかったし、「頑張れ」みたいな
気持ちにもなれなかった。
自分の為にブルーノは傷だらけになったのに、それでもエヴァが考えるのは
自分と妹の事だけ。叔母に金を出させて、「二度とここには来ないから」って・・・
口先だけでも「いつか返しに来させて」って言えばいいのに。
エヴァが酷い目に遭ったのも、全ては生きるためだったのも分かるけど、
なんか・・・変に図々しい女だなと思った。
エヴァを演じたマリオンは綺麗だったけど。
どちらかと言うとブルーノが切なかったなぁ。確かに最初はエヴァを利用しようと
したんだろうけど・・・あんだけエヴァの為に動いてあげて、
傷だらけになって、エヴァからは「ありがとう」の一言だけ。
可哀相・・・。
ホアキンはいつの間にやら素敵な俳優さんになってましたね。 -
なんと不条理な。
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美人でない者はスッピンは相手に失礼、厚化粧はバケモノになるため、化粧の程度にも気を遣うものだが、マリオン・コティヤールだと、スッピンでみすぼらしいなりをしようが、厚化粧でケバケバしい恰好をしようが、どうしようもなく美しい。自分と同じ生き物とは思われない。多分違うんだと思う。
ちょっと「テス」みたいな話で、「テス」もこの映画も、男がどうにもならん奴、女は頑なで大人しいのに、美しいがゆえに翻弄される。
こちらの方が最後に希望があるだけ、逆に映画としては「テス」の方が良かったなと思ってしまう。
観てない人は是非「テス」を見てください。ナスターシャ・キンスキーの衝撃的な美しさを。 -
出演者皆の演技力にうっとり。マリオン・コティヤール、アクセントのある英語による演技。なんて人だ。悲しく、美しい映画だった。エヴァとブルーノが幸せになりますように。
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2014/11/13 予告編観た時は とても面白そうな内容の映画だと思い、期待が大きすぎたのかな?女優のマリオンは綺麗だけど…必死さや 臨場感があまりなかった気がします。意外と静かに流れてゆく映画でした。エヴァの告白って もっと秘密の重大な事だと思って観てたけど…。