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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (283ページ)
感想・レビュー・書評
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茶の湯の歴史というと、千利休以降の流派の流れが中心の場合が多いと思うのだが、本書は「茶の湯ないし喫茶そのものの実態を明らかにしていく」ことで解き明かしていこうというものである。すなわち「手前・作法の歴史を重視して、あくまでも茶の湯そのものの歴史を、史料にもとづいて展開」することで茶の湯の歴史を語ろうとしているのである。
本書は茶の湯以前の茶の湯を飲む行為の歴史、日本への喫茶の伝播の歴史、煎茶道といった喫茶全般について考察しており、茶道はやらない私にとっても十分に興味深く読むことが出来ました。
日本茶に興味をお持ちの方であればぜひお読みいただきたいものである。
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