茶の湯の歴史 (角川選書) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 多くの事例においてこれまで勉強してきた茶道史が伝承に過ぎないということを知らされ驚愕してしまった。
    (これまで多くの人に教科書通りのことを教えていたため)
    これまで学んできた内容が否定されることが多く反感を持ちながら読み進めていたが最後は素直にノートに訂正を入れながら楽しく読ませていただいた。
    知らなかったことや、あいまいだった事柄をはっきり解説してありすごく勉強になりました。

  •  茶の湯の歴史というと、千利休以降の流派の流れが中心の場合が多いと思うのだが、本書は「茶の湯ないし喫茶そのものの実態を明らかにしていく」ことで解き明かしていこうというものである。すなわち「手前・作法の歴史を重視して、あくまでも茶の湯そのものの歴史を、史料にもとづいて展開」することで茶の湯の歴史を語ろうとしているのである。
     本書は茶の湯以前の茶の湯を飲む行為の歴史、日本への喫茶の伝播の歴史、煎茶道といった喫茶全般について考察しており、茶道はやらない私にとっても十分に興味深く読むことが出来ました。
     日本茶に興味をお持ちの方であればぜひお読みいただきたいものである。

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著者プロフィール

1953年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ドイツ、マンハイム大学に2年間留学。帝塚山大学大学院修了。博士(学術)。短大・大学教員を経て、著述業。著書に『千利休の「わび」とはなにか』(角川ソフィア文庫)、『茶の湯と日本文化』(淡交社)、共編著に『茶書古典集成 第1巻 初期の和漢茶書』(淡交社)などがある。

「2021年 『茶の湯の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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