10歳から身につく 問い、考え、表現する力 僕がイェール大で学び、教えたいこと (NHK出版新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 娘が10歳になったため、これからの関わり方を知りたくて手にとった。親として、自分で考え、判断し、それを表現できる子になるため、どうアプローチすべきか何となく分かった気がする。何でも親がやってしまうのではなく、関わり方を考えて行きたいと思う。センター試験のやり方も変わるらしいし。

  • 「正しく学ぶ方法と、自ら問うことを忘れなければ、君はなににだってなれる」ということがメッセージの本書。

    最近、方向の合った努力は報われる的なことをよく聞くけど、10歳ぐらいでこの言葉に出会ってたら、どう反応してたかなーと思いながら読み進めてみました。

    イェール大学がすごい大学ってことすら知らなかったけど、
    「教養教育」=「どんな困難な状況でも適切な判断を下し、問題を解決し、新しい価値を生み出す原動力となる不動の学び」を目指してるとのこと。「問う」「考える」「表現する」を養うことだそうで。

    まさに、日本教育から生まれた僕(そもそもの「問う」ことが苦手。)のような人間ばかり作らないためにも。そっから脱出するためにも、是非。

    以下面白かった部分のざっくり引用。
    ・古代中国で、食客を養い、色々な意見・知識を求めることができたのは貴族だけ。でも現代社会はネットでその特権を手にしている…ただそのことを意識して、準備していますかと。
    ・問いを発し、論理的に考え、仮説を設定して、検証する。頻繁に抽象と具体を往復。いきなり具体的な正解に飛びつくな。
    ・本を読むメリット[コストが安い][一定の品質保証][自分の知識・価値観との照らし合わせ]
    ・passiveに過ごすか、activeに過ごすか。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。J PREP斉藤塾代表。上智大学外国語学部英語学科卒業、同大学国際関係論専攻博士課程前期課程修了後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院を経てイェール大学大学院政治学専攻にて博士号(政治学)を取得。フランクリン・マーシャル大学助教授等を経て2008年イェール大学政治学科助教授に。2012年に帰国し、東京都と山形県で英語と教養を教える私塾を創業。2002‐03年衆議院議員(山形4区)。主な著書に、10万部を超えるベストセラーとなった『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』(KADOKAWA)ほか、『10歳から身につく 問い、考え、表現する力』(NHK出版新書)、また、研究者としては、第54回日経・経済図書文化賞ほかを受賞した『自民党長期政権の政治経済学』(勁草書房)がある。

「2023年 『アメリカの大学生が学んでいる本物の教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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