10歳から身につく 問い、考え、表現する力 僕がイェール大で学び、教えたいこと (NHK出版新書) [Kindle]
- NHK出版 (2014年7月11日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (218ページ)
感想・レビュー・書評
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娘が10歳になったため、これからの関わり方を知りたくて手にとった。親として、自分で考え、判断し、それを表現できる子になるため、どうアプローチすべきか何となく分かった気がする。何でも親がやってしまうのではなく、関わり方を考えて行きたいと思う。センター試験のやり方も変わるらしいし。
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「正しく学ぶ方法と、自ら問うことを忘れなければ、君はなににだってなれる」ということがメッセージの本書。
最近、方向の合った努力は報われる的なことをよく聞くけど、10歳ぐらいでこの言葉に出会ってたら、どう反応してたかなーと思いながら読み進めてみました。
イェール大学がすごい大学ってことすら知らなかったけど、
「教養教育」=「どんな困難な状況でも適切な判断を下し、問題を解決し、新しい価値を生み出す原動力となる不動の学び」を目指してるとのこと。「問う」「考える」「表現する」を養うことだそうで。
まさに、日本教育から生まれた僕(そもそもの「問う」ことが苦手。)のような人間ばかり作らないためにも。そっから脱出するためにも、是非。
以下面白かった部分のざっくり引用。
・古代中国で、食客を養い、色々な意見・知識を求めることができたのは貴族だけ。でも現代社会はネットでその特権を手にしている…ただそのことを意識して、準備していますかと。
・問いを発し、論理的に考え、仮説を設定して、検証する。頻繁に抽象と具体を往復。いきなり具体的な正解に飛びつくな。
・本を読むメリット[コストが安い][一定の品質保証][自分の知識・価値観との照らし合わせ]
・passiveに過ごすか、activeに過ごすか。