2016年6月13日時点での、クイーンの最新ベストアルバム、だと思われますが、一風変わったベストアルバムです。収録曲は、全てラブソングに限定したらしく、あれやこれやの有名な代表曲以外にも、なかなか渋い選曲が多い感じです。
なんせ、通常のベスト盤ならば必ず収録されるであろう「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」といった問答無用の代表曲が、一切収録されていない!というのは、凄いでっせ。いやあ、思い切った選曲だなあ。
そうした意味では、クイーンをこれから知る人、ちょっとしたきっかけでクイーンに興味を持った人が、最初に手に取って聴くベスト盤としては、若干不向きかもしれません。クイーンの色んな曲を聴きこんでいって、それから好きになる、っていうタイプの曲も、多数入っていると思われますので、、、
でも、いい意味での隠れ名曲は、良い感じに多いと思います。クイーン、超絶有名な代表曲を除いても、名曲揃いなんですよね。凄いですホンマ。
個人的に好きな曲は、
ディスク1ですと
「永遠の翼」「ロング・アウェイ」といったところでしょうか。
「永遠の翼」は、原題は「SPREAD YOUR WINGS」ですが、B’Zの曲で「永遠の翼」という、このクイーン版の邦題と全く同じタイトルの曲がありまして、B’Zのクイーンへのオマージュ曲なんではなかろうか?とか思っている次第です。稲葉さん、曲の終わりで「SPREAD YOUR WINGS AND FLY AWAY」って、同じ歌詞を歌ってるし。
ディスク2ですと
「’39」のキャッチ―さ、きらびやかさは、本当に見事な隠れ名曲だなあ、と思う次第です。
「手をとりあって(Let Us Cling Together)」も、スーパーファミコンの名作シミュレーションゲーム「タクティクス・オウガ」を好きな人には、決して外すことのできない重要曲ですよね。
そして、わたくし、マイケル・ジャクソンが大好きなので、ようやく公式に音源発表&収録された、マイケル&フレディのデュエットによる「生命の証」には、、、感涙。この曲の公式発売にこぎつけてくれただけでも、このアルバムの価値は甚大だと思います。超絶ええ曲です。はあ、嬉しいなあ。感謝あるのみですね。
何とか今後、マイケル&フレディのデュエットバージョンの「ステイト・オブ・ショック」と、「ヴィクトリー」という未知の曲も、公式に音源リリースされて欲しいなあ。いつかその日は来るはず、と、願うのみなのです。