内容はタイトルそのままに「プロがプロとして何をやっているかをそのまま書いた本」であり、この本を読むことを通して何かを習うというよりは、出てきたキーワードを自分で調べたり考えたりして学ぶ本であることに注意。2014年の本だが、取り上げられているのは重鎮の作曲家ばかりなので骨太の意見が得られる。
サウンドスケープを左右(LCR)×高低(HML)×奥行き(おそらくADSRやReverbなどのEffect)と捉えて、特に左右高低の9分割のステレオを意識して音を目で見ていくイメージはとても意味があるように感じられた。ソフトシンセの音をアウトボードに落としてトータルハーモニックディストーションをかけることについて言及されているが、サチュレーションのプラグインをかけたりして倍音を付与するのとどれくらいの差があるのだろう?